2018年5月18日金曜日

マルサン商店 電動怪獣「ギャンゴ」のプラモデル

~CLASSIC PLASTIC MODEL KITS~
(第129回)

今回の絶版プラモデル情報局は、マルサン商店の電動怪獣「ギャンゴ」を紹介します。
マルサン商店の電動怪獣の中でも、特に注目を浴びる一つが、この「ギャンゴ」です。
その伝説は、2005年にフィギュア王で掲載された「400万円で販売中!」との記事が決定付けたと言っても良いでしょう。
ギャンゴはマルサン電動怪獣の中でも、レアなランクには位置づけられていましたが、値段が表に出たことにより、ソフビ怪獣のガラモン1期(700万円・鑑定団)と同じように広く認知されることとなりました。
わかりずらいのですが、このページで紹介されているギャンゴは2個体となってます。


発売は1967年。電動レッドキングが3月発売とのことなので、同時期辺りだと思います。
箱サイズは36.5×25.5×6.5センチ。ART.NO.593。当時価格は650円。
ギャンゴ人気の一つは、レア度以上に、この色彩豊かな大迫力のパッケージ画にあります。
箱デザインは、同時期発売のレッドキングと似ていて、側面にはギャンゴとレッドキングが紹介されています。



貴重な未組立未開封完品の箱中画像です。
本来、ギヤボックスと小袋は、画像右の小部屋に収納されています。
リモコンは黒プラ製で、青ブリキが入っているバージョンは確認されていません。
組立書の他に、マルサン商店プラカラーのチラシが入っています。

足裏パーツは、明るいグレー色と黒色、薄紫色と3種が確認されているので、出荷回数もそこそこあったように思われます。
ギヤボックスの下に付く金属部品は、出荷時は必ずビニール袋に入っています。この部品は、ガラモンやカネゴンなどの2足歩行物に見られますが、ギャンゴ専用の新規物なので、他怪獣から流用はできません。このビニール袋の中に、さらに小ビニール袋に入った小ネジやタイヤが入っています。

ギャンゴの組立書には牙パーツの接着が描かれていますが、商品に牙パーツは付いていないというのが通説です。
この牙取り付け図に赤ペンで×印が書かれている物もあります。
出荷時期が違うと思われる足裏成形色の違う個体でも、牙のある個体は確認されていません。


ギャンゴの完成品です。
ギャンゴの耳はクルクル回転すのではなく、ガラモンの腕と同じ仕組みで、歩きながら、腕の振りと連動して上下にスィングします。

無塗装だと正面の印象は薄いですが、背面はゴツゴツとした造形でボリュームを感じられます。
二本足歩行の電動物ということで、このギャンゴもよく転ぶそうです。なので、耳が折れ欠品の個体がほとんどのようでが、完成品も市場にはほとんど出ませんので、数個の中での話となります。
ギャンゴはレプリカが存在しますので、完品を求める方は、耳がキャスト製かどうかは要チェックです。


現在確認されているギャンゴ箱は下図の6個体となっています。
※赤矢印は版権シール位置です。
①血祭氏の「究極プラモデル大全」「ウルトラマンプラモデル大鑑」で紹介された個体。現在は某コレクター所蔵(未組立未開封の完品)

②2001年頃に兵庫で発掘(ギヤボックス&金具等の小袋&組立書欠品の未開封未組)→タイムボックス(2001年)→某コレクター→ノスヒロ(2016年)→?→まんだらけ大オークション出品(2018年)
※欠品パーツはタイムボックス以降に完成品から補充され、現在は(未組立一部未開封・欠品補充)となっています。

③2005年にフィギュア王紹介記事に貸し出された個体。現在も引き続き、某コレクター所蔵
(箱+完成品)

④2005年にフィギュア王で400万円販売紹介された個体。現在は某コレクターが所蔵。
(未組立未開封の完品)

⑤ヤフオク(箱+完成品)→?→センチュリーボット(2009年)→みくに文具にて所蔵
(箱+組立書)

⑥某コレクター所蔵
(一部開封の未組立)

これからもわかるように、現在確認されている「ギャンゴ」の完全未組立未開封品は①と④の2個体のみとなっています。
ギャンゴが特別というわけではなく、マルサン電動怪獣のレアなクラスは、どれも同じような現存数と言われています。

マルサン電動怪獣「ギャンゴ」。絶版プラモデルコレクションアイテムの最高峰の一つです。


絶版プラモデルの探究は本当に面白いですね。
ぜひ、今回の逸品も、コレクションにお加えください。
 
 
みくに文具 上田大)
 


現在、タイムボックスでは、完成品の「ギャンゴ」在庫中です!!
マルサン電動怪獣組済みを多数在庫中ですので、お気軽にお問い合わせお待ちしております!

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2018年4月30日月曜日

アトムの「ちびっこマリン」プラモデル

~CLASSIC PLASTIC MODEL KITS~
(第128回)
 
今回は謎多き、アトムの「ちびっこマリン」を紹介いたします。
 
 
●アトムの「ちびっこマリン」
完成品は夢あふれ、非常にかわいらしいキットとなります。
1967年5月発売。発売元はアトムという聞きなれないメーカーですが、資料では1967年に新幹線やフォードGTなど8点ほどの商品発売記録があります。
 
当時200円でゼンマイ動力。自動浮沈装置、ミサイル2基発射。箱サイズは16.2×24.5×4.5センチ。水中モーター対応可能です。
「深海のナゾを解くために、あらゆる科学の粋をあつめて作りあげた、コミカルで楽しい未来の深海探検科学潜水艦であり、「ちびっこ」の夢を乗せた強力な潜水艦でもあります。」と紹介されています。
 
完成品です。素組にデカール張っただけですが、この完成度!色彩バランスの高さ!
画像では分かりにくいのですが、指令塔、銃座には動物たちが乗組員としています。
魚雷発射スイッチはタツノオトシゴ。スクリューはタコ。クチバシも開閉します。
 
 
●ヨシタケの「超能力潜水艦 エンゼル2世」
こちらも、記憶にないヨシタケというメーカーです。
「チビッコマリン」の動力をゼンマイからゴムに変更した物で当時150円。
箱サイズは13.7×23.2×4.5センチ。水中モーター可。
発売年は未確定ですが、「ちびっこマリン」→「エンゼル2世」という金型流れだと推測します。
 
発売年に関しては、箱絵に作画年?なるものがありましたので、白黒処理した画像を紹介しておきます。
非常に小さく、読みずらいのですが白黒処理で1969年と判断。最後の数字は「3」とも読めますが、1963年発売は無いと思いますので、9としました。
 
時代的にも、「エンゼル2世」の発売年は1969年頃で良いのではないかと思います。
因みに、「ちびっこマリン」のイラストにも、腹ビレに1967年のサインがあります。
 
 
●「ちびっこマリン」と「エンゼル2世」の箱中と組立書です。
「エンゼル2世」は、デカールが白文字「ANGEL 2」のみの簡易的な物に変更になっていて、若干、ランナー枠にゆがみが観られます。
 
「ちびっこマリン」の腹部分です。ゼンマイ穴が観られますが、「エンゼル2世」はゴム動力に変更されているため、この穴は塞がれています。
 
 
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2018年4月18日水曜日

「コグレSF完全ファイル」の補足情報! ホビージャパン ヴィンテージ!!

~CLASSIC PLASTIC MODEL KITS~
(第127回)
 
今回は「ホビージャパン ヴィンテージ」を紹介いたします。
3月28日に発売した「ホビージャパン ヴィンテージ(発行:ホビージャパン)」に「コグレSFシリーズ 完全ファイル」にて執筆参加しました。 
 
ページの都合で紹介できなかった画像などを中心に、説明していきたいと思います。
お手元に「ホビージャパン ヴィンテージ」がある前提で進めていきますので、ご用意を。
 
まずは、SFシリーズ乗り物メインということで、誌面では画像紹介されなかったコグレの名作「サイボーグ」を載せておきます。
コグレから発売されたSFロボットは「サイボーグ」と「コントラスト」の2種と、1967年の経営破たん直前に発売された「ウルトラキング」の3種となります。ウルトラキングはサイボーグの頭部を変更し、ミサイルなどの追加パーツが足された物でした。
 
 
(ランデブーシリーズ)
文中で紹介した内部透視図イラストです。
ランデブーシリーズではありませんが、シリーズNo.1の「金星1号」よりも前発売の「TR-3作戦 海底パトロール」にも内部透視図イラストが付いています。
「TR-3作戦 海底パトロール(150円)」の発売はシービュー号(400円)と同時期の1966年5月でした。シービュー号(150円)は前月の4月とされています。中袋タグにはシービュー号のイラストの入った「ビッグ潜水艦シリーズ」と書かれています。パッケージや内部透視図イラストでは、操縦席が横並びですが、キットは縦並びの二人乗りで、劇中小型艇と同じです。本体上パーツはグレー成形色に見えますが、グレー塗装されているだけで、実は成形色がオレンジ色で、これも劇中の小型艇と同じです。附属のデカールと組立図に差異があること、シービュー号(400円)には、この海底パトロールと同型の潜水艇小パーツが付いていること、発売時期等々から、「TR-3作戦 海底パトロール」は、シービュー号シリーズでのオフィシャル開発であったと考察しました。
 
 
(レインボウシリーズ)
特に、No.4の「スペース9」は、大箱でボリュームもあるので、大きめの画像で紹介しておきます。ご堪能下さい。
イラストはカッコいいのですが、完成すると下図のような一人乗りの円盤となります。
完成品は大きく、円盤の直径は約26センチとなります。
 
スペース7も宇宙ステーションとうたっていますが、こちらも完成後は、一人乗りの円盤となります。文中で紹介したカラー台紙もご確認下さい。
 
 
(コグレSFシリーズ)
コグレSFシリーズのSFは、サイエンスフィクションではなく、サイエンスファンシー(空想)とのこと。
 
誌面では紹介できなかった再販にて、SFシリーズに組み込まれたNO.1とNo.8のシービュー号です。
NO.1のゴム動力シービュー号は当時150円。品番はKIT NO.SF 101-150で箱サイズは13×31×4.5センチ。
NO.8のモーター動力シービュー号は当時400円。品番はKIT NO.SF 108-400で箱サイズは15×33.5×5センチ。
 
1966年発売の初版成形色は黄&オレンジ色でカラフルでしたが、67年発売のSFシリーズ成形色は、ゴム(No.1)&モーター(No.8)共にメタリックグレー色になってます。
 
コグレ経営破たん後、金型が引き継がれ、NO.3の「バンガード3号」は「ライダーV8(200円)」、NO.5の「シャーク V-12号」は「ウルトラV7(200円)」の商品名で有井から発売されます。その後、値上げと共に、「ライダーV8」は「アマゾン2世(300円)」、「ウルトラV7」は「イナズマ2世(300円)」に商品名を変えています。
 
 
(コグレSF銀河作戦)
誌面で比較画像紹介できなかった、バンダイの3機種です。
ファイアーバードNO.2とサイドワインダーの箱サイズは同じです。
ファイアーバードNO.2とサイドワインダーの箱中比較です。
成形色が違うのがわかります。
 
絶版プラモデルの探究は本当に面白いですね。
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2018年3月29日木曜日

昭和40年男「ジャンクなプラモ」解説 その2

~CLASSIC PLASTIC MODEL KITS~
(第126回)
今回は前回に続いて、「昭和40年男の解説 その2」です。
3月10日に発売した「昭和40年男 4月号 Vol.48(発行:クレタパブリッシング)」に監修&資料提供で参加しました。 「昭和40年生まれ」というコンセプトの雑誌ですので、1970年に5歳、1975年に10歳、1980年には15歳・・・と、その年齢に目にしたであろうプラモデルをチョイスし、紹介しています。
今では入手困難な激レアプラモデルも紹介してはいますが、一般誌ということで、説明文は一般向けになっています。そこで、博物館の解説員のように、ページ毎に皆様向けに説明&解説していきたいと思います。
 
資料提供をした本筋、42ページからの「空想科学」と「オカルト」特集を解説していきたいと思います。
それでは、お手元に「昭和40年男」をご用意下さい。
 
 
「空想科学」
~P42~
●このページ内で最も古く、最初に市場に登場したプラモデルは緑商会の「キングモグラス」です。初版は1966年11月発売で当時300円。誌面の物とは箱絵が違います。各サイズのモグラスの中でも最初に発売されたモグラスです。誌面紹介されている箱デザインは2版目の70年代に発売された物です。
紹介文の登坂力45度とは、当時の動くプラモデルの馬力を表す指標で、45度は相当な馬力があり、この45度を見ただけで、当時の子供たちのテンションは上がったはず。
2版は発売当時は400円でしたが、その後の値上げで500円になっています。箱サイズは17×31×4.5センチでした。
 
●下段の赤背景のゼロエックス号は非常に珍しい箱デザインの物で、当時250円。箱サイズは17×25×4.5で新生今井科学の1971年から発売された初期製品群の物です。
 
●サンダーバード2号の説明で「1967年発売」とありますが「1966年」の間違いです。
2号は、大ブームを巻き起こすサンダーバードシリーズの第一弾として1966年12月に発売されました。誌面に紹介している箱デザインは、1974年に新生今井科学から発売された物で当時450円。箱サイズは19×27×5センチ。この時期、1969年に倒産した今井科学から金型を引き継いだバンダイからもサンダーバード2号が発売されていたので、バンダイ版を作った方も多いかもしれません。人気商品のサンダーバード2号は、当時、金型が複数あり、その一つがバンダイに渡っていたということのようです。なので、2メーカーの中身はほぼ同じものです。
上画像は今井科学倒産直後の1971年からバンダイが発売したサンダーバード2号。バンダイロゴ(目玉)は1975年頃に、バンザイロゴ(目玉無し)のみ変更され1977年頃までこのデザインで発売されていました。箱サイズは19.5×27×5センチでした。
なお、誌面で紹介した今井科学の箱デザイン(黄色)と同じものが、1988年に700円で再発売されています。そちらはゼンマイ動力を省略したディスプレイモデルになっているのでご注意を。
 
●少し、気になっている方も多いはずの「ウルトラバード2号」。1号は確認されていませんが、サンダーバード2号とそっくりな「ウルトラバード3号」の発売は確認されています。
 
 
~P43~
●掲載画像は小さいのですが、バンダイの「ザ・ミサイラー」は今回掲載品の中でもTOP3に入る高額お宝プラモデルです。時価扱いですが、3桁万円手前ぐらいでしょうか?当時価格は700円で箱サイズも大きく、35×22×7.5センチ。元は1965年に今井科学から発売された「宇宙キャプテンパトロール」という当時550円のオリジナルロボットプラモデルでした。今井科学倒産後、これもバンダイに引き取られ、他ロボットと共に、バンダイロボットシリーズとして1970年に再登場し、その後数体のロボットもシリーズに加わり販売されました。下画像は、当時のロボットシリーズチラシです。
 
●左上の今井科学「連結戦車 クローラー(当時500円・箱サイズ)」は、1968年発売の初版イラストを純粋に受け継いだもので1971年に発売された物。これは初版よりもレアな物となっています。
 
●緑商会「スチールモンスター(当時300円・箱サイズ14×23.5×4センチ)」も70年代に発売された箱デザインの2版を紹介しています。初版は1967年発売で、少しデザインが違います。
 
●今回一番の目玉と思っているのが、下段ITC群にある「パトロール車」と「サンダーバード シャドーモービル(小)」です。
キャプテンスカーレット「パトロール車」は、新生今井科学立上げ直後の1971年頃に発売された(大)です。75年頃に発売された100円上下箱の「パトロール車(小)」も同じイラストが使用されていますが、掲載されているのは1サイズ大きい(大)の方です。もちろん箱サイズも(小)より大きく、比べるとデザイン違いも分かります。
また、「シャドーモービル(小・キャラメル箱)」も今では、謎の逸品と言われるお宝プラモデルです。この2種に関しては、画像提供いただいたクラウドベース(スペクトラム基地)を作ろうブログさんに詳しく紹介されてますので、そちらを参考に。
 
 ●「秘密トレーラー」の見どころは、トレーラーに描かれたバット(こうもり)マーク。これはバットマークの秘密トレーラーと呼ばれ、非常にレア。その後、イラストも新画になり、鷲のマークの秘密トレーラーも発売されています。
バットマークの秘密トレーラーは1971年頃発売。箱サイズは20×29×5.5センチで当時500円(値上げ後700円)。
●誌面で紹介されているキャプテンスカーレット「ブルー大尉」は1968年発売の初版で当時50円。1971年以降の新生今井科学からは下画像のようなセット機種メインの箱デザインになり、サンダーバードシリーズに組み込まれました。4点シュリンクセット仕様で当時価格は200円。バラ売りでは当時50円。
 
●アオシマのタイガーキャプテンの箱サイズは28.5×44.5×8センチ。サンダーキャプテンの箱サイズは26.5×40.5×6センチで当時800円。どちらも憧れの大箱でした。
 
 
~P44~
●ガメラ黄色箱は箱サイズ15×23×4で当時300円、青箱は箱サイズ15.5×27×4.5で当時400円、赤箱は箱サイズ15.5×27×4.5で当時500円。このゼンマイ歩行のガメラが初めて市場に登場したのは1966年8月で当時200円。その後、時代により箱デザインを変えて売れ続けているロングセラー商品。
●当時50円だった岩乗りガメラシリーズは、1976年頃に上下箱に変更され、価格100円で市場に再登場しました。そちらを作った方も多いはずでは?画像紹介しておきます。
箱サイズ10×17.5×2.7センチ。

●日東科学の岩乗りタイプの帰って来たウルトラマンシリーズは、「サドラー」「アーストロン」「ウルトラマン」2種、「グドン」「ゴーストロン」「シュガロン」「シーゴラス」の8種類発売されていました。「サドラー」「アーストロン」「シュガロン」「シーゴラス」の4種類のみ、1976年頃にガメラと同じシリーズの上下箱100円で再登場しています。
 
●誌面で紹介されている50円岩乗りガメラシリーズ全6種、70年代に入ってからの日東ロゴ変更後版を揃えて紹介しているのも注目頂きたい。ゴーゴンとジャイガーのロゴ変更版は、今だ未確認なので、その2種は初期日東ロゴ版で紹介しています。
 
●ブルマァク「ゴジラ」「メカゴジラ」も非常に珍しいです。当時200円。箱中には、カラー紙製のガイガンとキングギドラの的がおまけに入っています。
 
 
~P45~
●万創の空飛ぶウルトラマンAは当時価格500円で箱サイズは23.5×34.5×7.5センチ。1972年発売。足裏にモーター仕様のプロペラがあり、天井に吊るした状態で空を飛ぶ。この「空飛ぶシリーズ」は帰ってきたウルトラマンもあり(下画像)、マルイ製で当時350円(その後400円に値上げ)。1971年発売。
 
 
●日東のミラーマン&シルバー仮面シリーズのチラシです。
 
 
●「ミニ 人造人間キカイダー」は箱サイズは26×19×4.5センチで当時価格は300円。サイドマシンはゼンマイ走行。バンダイのキカイダーシリーズではTOPレアな逸品です。「マスコット キカイダー(250円)」と内容は同じですが、マスコットのサイドマシンはディスプレイキット仕様になっています。
 
 
~P46~
●「チビッコ グレートマジンガー」、「ミニ ゲッター1~3」の当時価格は350円。箱サイズは16×24×3.5センチ。「チビッコ グレートマジンガー」ですが、後にパッケージの表示のみ「ミニ グレートマジンガー」と変更して発売されます。ゲッターロボシリーズの「ミニ」に合わせたようです。
 
●バンダイの「ジェットパイルダー」は1974年発売で当時価格は500円。掲載の物は箱&完成品共に当時物。1998年にゼンマイ動力が外されて1000円で再販されました。再販は割と入手しやすいので、箱デザイン違いなどを比べてみてください。
ジェットパイルダーは、前年に発売されたホバーパイルダーの金型を流用した物なので、初期発売分は、ホバーパイルダーの一部パーツもランナーに残されたままで発売されていました。組立書にも、部品図の中に不使用パーツとして網目で隠して掲載されています。その後の発売分に関しては、ホバーパイルダー部品は除外され、組立書も更新され、部品図からもホバーパイルダーパーツは削除されています。レア度でいえば、ホバーパイルダーよりもジェトパイルダーの方が上と言われています。ただ、人気度でいえば、ホバーパイルダーの方が上なので、ショップ価格はホバーパイルダーの方が高額となっていることが多いです。
 
●超珍品プラモデルのクラウン「スーパージャイアント」。珍品プラモデルの王者と言われています。掲載写真が小さいので、附属する図面を紹介しておきます。
箱サイズは24×16.5×4.3センチで当時300円。シリーズは2種類発売されています。もう一方は、お腹にジャイアントロボ風なロボットを格納合体している「変身 グレートロボ」。 このシリーズのお腹に入っているどこかで見た「ロボット」は、クラウンが当時50円で発売していた「鉄人28号」と「ジャイアントロボ」を流用したものでした。
 
 
~P49~
●バンダイの宇宙戦艦ヤマト100円メカコレクション。発売は1979年1月で、まずはNO.10までの10種類が第一弾として発売されました。誌面でも紹介しましたが、発売時期で箱中の組立図の印刷位置が違います。No.11以降の第二弾が発売される5月ぐらいまでの10種は全て、下箱に組立図が印刷されています。(下画像を参考)
5月以降の出荷分は、上箱裏に組立図が印刷されるようになっています。
下箱裏に組立図が印刷されていれば最初期発売初版のお宝認定です。所有のメカコレクションをぜひ、確認して見て下さい。
 
 
「オカルト」
~P52~
●「歩く手首」「歩く生首」赤背景箱の発売は1973年で当時350円。「ビックリ怪物のオマケ!」と書かれている「怪物」の正体は、当時駄菓子屋で流行っていたゴム蛇でした。誌面で紹介されている初版箱は1967年発売で当時200円。マルイの怪奇歩くシリーズは、この「初版箱」→「黒背景箱(1970年発売当時200円)」→「赤背景箱」とデザインを変えて再版が続きました。
初版のパッケージを描いたのは、柳柊二画伯と紹介されていますが、柳柊二画伯ではなく、石原豪人画伯の間違いです。
 
 
~P53~
●誌面で紹介されている「黄金ドクロ」のナカムラのロゴに注目していただきたい。70年代にロゴが変更されているので、昭和40年男に合わせ、初期ロゴ版ではなく、変更後のバージョンを掲載しています。
 
●アリイの「ミステリーバンク」。誌面のパッケージ版が発売期間も長く有名です。1971年頃に当時価格350円で発売され、その後400円、500円と値上げされ1985年頃まで売られていたようです。1985年以降は別パッケージに変更になっています。アリイの初版は1970年頃に発売され、誌面に紹介されている物とは箱絵も違い、激レア物です。「ミステリーバンク」の元は、1967年頃にサンキットというメーカーが発売したものが最初で、その金型がアリイに移ったという経緯があります。
 
 
絶版プラモデルの探究は本当に面白いですね。
ぜひ、今回の逸品も、コレクションにお加えください。
みくに文具 上田大)
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現在、タイムボックスでは、昭和40年男で特集されているジャンク プラモ、大量在庫中です!!
また、多種多様のジャンク プラモデル、高額にて買取中です!箱だけでも、作ってあっても、組立書だけでも超高額にて買取いたします!!お気軽にお問い合わせください!

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2018年3月18日日曜日

昭和40年男「ジャンクなプラモ」解説 その1

~CLASSIC PLASTIC MODEL KITS~
(第125回)
今回は「昭和40年男」を紹介いたします。

3月10日に発売した「昭和40年男 4月号 Vol.48(発行:クレタパブリッシング)」の「ジャンクなプラモ特集」に監修&資料提供で参加しました。
「昭和40年生まれ」というコンセプトの雑誌ですので、1970年に5歳、1975年に10歳、1980年には15歳・・・と、その年齢に目にしたであろうプラモデルをチョイスし、紹介しています。
今では入手困難な激レアプラモデルも紹介してはいますが、一般誌ということで、説明文は一般向けになっています。そこで、博物館の解説員のように、ページ毎に皆様向けに説明&解説していきたいと思います。

お手元に「昭和40年男」がある前提で進めていきますので、ご用意を。

それでは、資料提供したページも含め、解説していきます。

~P12~
●マルサンのノーチラス号、完成品も箱も当時物です。画像の箱は、国内で現存確認はこれのみ?ぐらいの希少品となっています。
発売は1958年(昭和33年)12月。当時価格は250円で箱サイズは10.5×33.5×2.8センチ。
●童友社のアストンマーチンは当時900円で1/24。007オフィシャル品ではありませんが、運転席にはショーンコネリーらしき人の姿。発売は1965年で今井科学の007シリーズ発売と同時期でした。

~P15~
●サンダーバード2号台紙の下はブルマァクのキングギドラ。箱状態のものは箱絵違いで2種類発売されています。ブルマァク倒産後は、「ワンダーイーグル」と名を変えて金型流用商品として流通されました。
●アオシマの「サイドマシン」は、元はワイルド7の「両国(小・当時50円)」。発売は70年代末頃。

~P18~
●アオシマの展示会場写真は、昭和50年「第14回静岡見本市」のもの。特別に別テーブル写真も紹介。
●ワイルド7は1972年からシリーズ展開されました。画像右は2点セットシリーズで全4種。当時価格は200円。画像左の「両国(大)」はゼンマイ走行で当時600円。(大)のゼンマイ走行には「飛葉」もあります。この2種は80年代に1000円で再販されました。初版と再版は箱デザインがほとんど同じで、パッと見は見分けがつきません。(値表記は600と1000で違う)。「両国」の初版と再版の簡単な見分け方は、パーツ全て白成形色というのが再販。初版は本体ランナーがメタリックブルーで、タイヤホイールランナーは銀メッキ処理されています。
「飛葉」「両国」の初版は、箱中の袋のどれかに、少し大きめの「ワイルド7」タグが付いているので、それも初版の見分けポイントです。

~P19~
●マンガランドミニブロックシリーズは当時100円で全16種。コレクションの敷居は低いですが、なかなか出会えない物も数点あるので、数年楽しんで集めるにはお勧めです。

~P26~
●紹介したMMマシンの完成品と箱は共に1966年発売の水陸両用版で当時500円。発売直ぐに、スクリューンに問題があるということで、陸上走行のみに仕様変更され、箱絵も変えて再発売されました。
●サブマリン707シリーズはロゴに注目。丸イマイロゴが1965年発売の初版シリーズ箱で、Aクラスは当時50円。画像右上が倒産直前のロゴで、丸イマイロゴと違うのがわかるはずです。1969年発売の再販で、当時100円。今井科学倒産後、金型の一部はバンダイへ引き取られ、画像右下のようにバンダイロゴで市場に再登場しました。親子サブマリン707の中身は、「サブマリン707 B」と「ジュニア707 A」がセットになった物です。
※サブマリン707の赤文字説明文で、Aクラスがゴム動力、Bクラスがゼンマイ、Cクラスがモーターとありますが、Bクラスはゴム動力なので、説明文に間違いがあります。

●青の6号シリーズ、画像の「フリッパー1号」「コーバック号」はキャラメル箱で当時50円。箱サイズは8×15×2.7センチ。「ムスカ1号」はゴム動力で当時150円。箱サイズは11×29×3センチ。3種共に1967年発売。

~P27~
●画像の「たまたま タマゴロー(当時300円)」と「ロボQ(当時500円)」は初版箱で、1975年9月発売。タマゴローの箱サイズは22.5×15.5×5センチ。初版箱でも、発売時期により本体成形色が黄色やオレンジ色など、違うことがあります。ミニロボも数種の成形色が確認されています。
タマゴローに入っていたポケット漫画はNo.1。No.2が入っていることもあるらしいです。

~P28~
●「サーキット」の発売は1975年11月で当時1500円。「Z基地」の発売は1976年12月で当時1600円。箱サイズは38.5×25.5×8センチで、チビ・ロボZ5体付きでした。
掲載画像が小さいので、初期のチラシ画像を紹介しておきます。

~P29~
●「レーサーロボ」と「ガマロボ」は当時500円で1976年2月発売。箱サイズは2点とも19×27×5センチ。画像は初版箱。同時発売では、このほかに「モグラロボ(ゼンマイ)」があります。ガマロボはその昔、非常に人気が高く高額でしたが、最近は少し落ち着いてきた感じがします。
●「ロボッタ ダンプ」は当時1200円で1976年12月発売。
●「ファンタム キャラバン」は少し大箱で、箱サイズは29×48×7センチ。当時価格は1500円。1977年3月発売。モーターライズで「のっそり」走るそうです。

~P31~
●そん59シリーズは全4種なので、4種の画像を紹介しておきます。
発売はNo3,4が1980年9月、No1,2が同年11月。4種共に300円でした。

少々、長くなってきましたので、メインの「空想科学」ページ解説は次回に。


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2018年2月28日水曜日

バンダイの「ウルトラマン怪獣シリーズ」ゼンマイ歩行

~CLASSIC PLASTIC MODEL KITS~
(第124回)
 
今回は、バンダイのゼンマイ歩行「ウルトラマン怪獣」プラモデルを紹介いたします。
1978年、スターウォーズ公開から始まったSFブーム。この時期、バンダイもリアベスペシャルやバッカス三世、未知との遭遇などのSFキットを発売。そして怪獣も再ブームの兆しあり!とのことで、怪獣プラモデルも市場に投入しました。

シリーズとしては、ゴジラシリーズとウルトラ怪獣シリーズで計7種発売されましたが、ウルトラ怪獣はこの3種のみでした。パッケージイラストは7種共にイラストレーターの上田信が担当。
3種共に中身は、以前ブルマァクから発売されていた物と同じです。


●「レッドキング(36021-600)」
1978年9月発売でゼンマイ歩行。かいじゅうシリーズNo.4。箱サイズは約27×19×4.5センチで当時600円。版権シールはウルトラマンAの物だが、他シリーズと同じ「ウルトラマンシリーズ」版が貼られている物もある。
上画像のように、側面に他怪獣の紹介があるが、版元を印刷し忘れたようで、補足として版元表記のシールが貼ってある。後期出荷分の「ウルトラマンシリーズ」版権シール版は、側面怪獣紹介部分に版元表記が追加印刷さたのかは未確認。

ブルマァク時代のレッドキングも紹介。画像は初版で箱サイズは約25×17×4.5センチ。
もちろん、マルサン時期に発売されていた電動レッドキングとは別物。
1971年7月発売で350円。2版は白枠ありの少し箱が大きくなって約30.5×20×5.5センチ。値段は変わらず350円。成形色は初版、2版共にライムグリーン。
ブルマァク倒産後、バンダイに金型が引き取られ、再復活となった。


●「古代怪獣ゴモラ(36019-600)」
1978年11月頃発売でゼンマイ歩行。かいじゅうシリーズNo.5。箱サイズは約27×19×4.5センチで当時600円。版権シールは「ウルトラマンシリーズ」版。

下画像はブルマァク時代のゴモラ。画像は初版で箱サイズは約25×17×4.5センチ。
1971年2月発売で350円。2版は白枠があり、少し箱が大きくなって約30.5×20×5.5センチ。値段は変わらず350円。成形色は初版、2版共にオレンジ色。「ウルトラマンプラモデル大鑑(竹書房)」では、3版箱も紹介されているが、TOY箱を間違えたもので、箱のバリエーションは2版までしかない。


●「マグマ怪獣アーストロン(36022-600)」
1978年11月発売でゼンマイ歩行。かいじゅうシリーズNo.7。箱サイズは約27×19×4.5センチで当時600円。版権シールは「ウルトラマンシリーズ」版。

下画像はブルマァク時代のアーストロン。
1972年5月発売で350円。アーストロンは後期発売組なので、この白枠のある箱バージョンしかない。箱サイズは約30.5×20×5.5センチ。成形色はラメの入ったグリーン。


バンダイの怪獣シリーズは当然、ブルマァク版よりもビンテージ価格は安く、数分の一で入手できます。激レアのアーストロンに限っては、数十分の一ぐらいでしょうか。中身は、ほぼ同じなので、当時を思い出して作るにも、バンダイ版はお勧めです。

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