2017年7月21日金曜日

ダグラム「大河原邦男ボックスアートコレクション」

~CLASSIC PLASTIC MODEL KITS~
(第109回)
 
今回は、タカラが発売した「太陽の牙 ダグラム」シリーズから、「大河原邦男ボックスアートコレクション」を紹介いたします。
 
「ダグラム」のアニメは、1981年秋から1983年春までの1年半もの長期放送、さらに83年夏の映画公開もあり、タカラの1/72初版シリーズも1981年12月から1983年12月まで新製品が発売され、全31種を数えます。
その中の1983年9月に発売された6種類が、今回紹介する「大河原邦男ボックスアートコレクション」です。
 
「大河原邦男ボックスアートコレクション」は、従来商品をそのままに、新規デカールのみ追加し、パッケージを新装した。といった仕様になっています。
※左は1/72ダグラム通常商品。
 
「大河原邦男ボックスアートコレクション」パッケージには、「No.1 ダグラム」「No.2 クラブガンナー」「No.3 ソルティック」「No.4 ブロックヘッド」「No.5 ブッシュマン」「No.6 アイアンフット」と、シリーズナンバーが付けられていますが、箱中の組立書や色見本図などは、従来商品そのままとなっています。なので、組立書に印刷されているシリーズ番号はボックスアートコレクションとは違うものとなっています。
 
「No.1 大河原邦男ボックスアートコレクション ダグラム」に追加されたデカールです。
 
 
 
~大河原邦男ボックスアートコレクション 全6種~
 
●「No.1 大河原邦男ボックスアートコレクション ダグラム」
品番No.440046-0・500。箱サイズは約25.5×16×5センチで当時500円。 1/72ダグラムプラモデルシリーズの中でも特に入手しにくい逸品。
●「No.2 大河原邦男ボックスアートコレクション クラブガンナー」
品番No.440047-1・800 。約30×18×6センチで当時800円。
 
 
●「No.3 大河原邦男ボックスアートコレクション ソルティック」
品番No.440048-3・500。約25×16×5センチで当時500円。
●「No.4 大河原邦男ボックスアートコレクション ブロックヘッド」
品番No.440049-5・800。約30.8×21×5.5センチで当時800円。
 
「ブロックヘッド」ですが、箱絵に描かれているは赤色の「T-10B」となってますが、箱中は「T-10C」の流用。なので、成形色はカーキー色となってしまっています。
そのため、組立書や色見本図も「T-10C」商品と同じものなので、補足追加として、「T-10B」商品に入っている色見本図を片面刷りしたものが追加されています。
 
 
●「No.5 大河原邦男ボックスアートコレクション ブッシュマン」
品番No.440050-1・500。25.5×16×5センチで当時500円。
●「No.6 大河原邦男ボックスアートコレクション アイアンフット」
品番No.440051-3・600。約25.5×16×6.5センチで当時600円。
No.1のダグラムと同様、人気のある逸品です。
 
 
マックスファクトリーからダグラム1/72シリーズが続々とリリースされています。
そんな今日だからこそ、初版シリーズを見直してみるのも良い機会かもしれません。
 
絶版プラモデルの探究は本当に面白いですね。
ぜひ、今回の逸品も、コレクションにお加えください。
 
 
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2017年6月30日金曜日

赤胴鈴之助のプラモデル

~CLASSIC PLASTIC MODEL KITS~
(第108回)
 
今回は赤胴鈴之助のプラモデルを紹介します。
プラモデルは緑商会とアオシマから時を跨いで発売されています。
 
●緑商会の「赤胴鈴之助」
緑商会の動くまんがシリーズ。箱サイズは約25.5×14.2×3.6センチで当時150円。少年画報連載時にキット化。リモコンモーター走行。
歩行ではなく、袴に隠されたタイヤにて前後に動きます。
発売時期に関しては、1964年7月中旬発売予定と雑誌広告に紹介されるが、その後の配布チラシでは9月上旬発売と延期報告。実際には12月~1月頃に発売された模様。
緑商会の動くまんがシリーズには、他に「のらくろ上等兵」「孫悟空」「0戦太郎」「キングロボ」などもある。
 
 
●アオシマの「赤胴鈴之助シリーズ」
こちらは1972年に放送されたアニメ版をキット化。
シリーズ全ての箱に主題歌の楽譜と歌詞が紹介されている。
上図は当時のチラシの一部。200円シリーズとして「赤胴鈴之助対雷之進」「鬼面党対岳林坊」が発売予定と紹介されているが、発売はされなかったというのが通説。現物が出てきたら大発見。
 
 「赤胴鈴之助」
1972年6月頃発売。箱サイズは約28.5×21×5センチで当時400円
ゼンマイ動力で刀を振りながら歩く。ゼンマイは背中でOK/OFFが可能。当時のアオシマ商品は一部塗装済み出荷のため、本商品も顔と髪が塗装されている。
シリーズで一番手に入れやすいのは、このゼンマイ歩行版。
本物の鈴が付いているのが面白い。
 
 「ミニミニ赤胴鈴之助シリーズ」
1972年7月頃発売。箱サイズは約14×9×3センチで当時各50円。磁石付き。4種共に成形色は青色。
ミニミニ 赤胴鈴之助(KIT NO.MMA-13-50)
ミニミニ 竜巻雷之進(KIT NO.MMA-14-50)
ミニミニ 鬼面党(KIT NO.MMA-15-50)
ミニミニ 岳林坊(KIT NO.MMA-16-50)
竜巻雷之進と岳林坊は良く見かけるが、赤胴鈴之助と鬼面党はめったに出会うことのできない激レア品。
 
 
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2017年6月19日月曜日

緑商会「宇宙ロケット」の組立書

~CLASSIC PLASTIC MODEL KITS~
(第107回)
 
今回は緑商会の宇宙ロケットの「説明書」を紹介します。
 
1964年9月発売で当時価格は400円。SFオリジナルプラモデルとしては、初期の部類に入ります。箱サイズは約34×18.5×6センチ。完成品全長は約31センチ。
月光や孫悟空、鉄腕ボーイと同じ、緑商会の「動くまんがシリーズ」。
当時の広告には、「自動的に発進して、噴射音を出し、カプセルランプが回転、赤い電光を点滅させながら上昇すると、自動切り替えスイッチが働き、ロケットは下降します。」とあり、まさに夢の超豪華ロケットプラモデルでした!!
箱中右上に見えるギヤボックスの仕切りは、無いバージョンも確認されています。
発売予告ではTKK13モーター使用となっていましたが、発売時にはTKK25モーター使用となっています。確認はできていませんが、初期発売分に「13モーター」印刷表記版がある可能性は残っています。
 
組立書も大きく、サイズは60.5×44センチ。丸めて収納されていました。
 
さて、当時の模型独特の非常に読み解きにくい組立書となっていますが、ぜひ、妄想組み立てしつつ、ギミックの仕組みをお楽しみ下さい。
 




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2017年5月30日火曜日

パチモノ傑作!「スーパージャイアント」

~CLASSIC PLASTIC MODEL KITS~
(第106回)
 
今回は、パチ物プラモデルの傑作、クラウンの「スーパージャイアント」を紹介いたします。
●「透明 スーパージャイアント」
クラウン製。箱サイズは24×16.5×4.6センチで当時300円。品番はKIT NO.373-300。
ロケットパンチ&目玉ミサイルを発射します。

 箱中です。透明パーツが見えます。
このプラモデルの凄い所は、顔がゲッターロボに似ている、、、ではなく、ゴーディアンのように胸の中にいる透明ロボットにあります。
 
箱中の紹介図チラシです。
胸の中に見覚えのある国民的ロボットの姿が。。。
 
そうです。鉄人28号っぽいロボットが、お腹に合体しているのです。
 
このロボットプラモデルは何かというと、元はこれです。
クラウンが発売していた鉄人28号です。金型流用で使用されています。
当時価格は50円。シリーズでジャイアントロボとマグマ大使もありました。
 
「スーパージャイアント」の箱側面を見ると、シリーズの「スーパーグレートロボ」も紹介されています。
こちらのお腹には、ジャイアントロボが、、、、、。
 
この「スーパージャイアント」は、お腹の鉄人28号が原因?か、販売期間も短期間だったらしく、謎の逸品となっています。同シリーズの「スーパーグレートロボ」も激レアです。シリーズはこの2種のみ発売です。
発売時期は未確定ですが、品番と変身サイボーグ起源のプラモデル業界透明SFキットブーム時期から推測すると、1974年辺りの発売と思われます。
 
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2017年5月17日水曜日

バンダイ「ロボコン」のプラモデル その3

~CLASSIC PLASTIC MODEL KITS~
(第105回)
 
今回は前回に引き続き、低価格帯「ロボコン」プラモデルを紹介いたします。
1期生の4点パックは1種類のみの発売でしたが、2期生は2種類発売されています。
 
当初は「ロボコンと新入生」の商品名で、「ロボコンと6人のなかま」と同様の箱売りのような告知でした。
イラストを見る限りでは4点パックありきのように2体セットで描かれ紹介されてます。
 
この2体セットイラストが4点パック発売時の組み合わせになっているかというと、実は、そうはなっていません。
実際の組み合わせも確認しながら紹介していきます。
 
 
●「ロボコンパックC 新入生」(シュリンクパック)
※画像はシュリンク開封済みです。
発売は1975年8月頃。品番は「8751」。小箱が4つシュリンクされた物で、当時価格は300円。箱サイズは各13×10×2.5センチ。箱絵は上田信。
箱中には2体分のプラモデルとカラー紙の点数表が袋に入っています。箱裏は単色。
セットにロボコンがいないと売れないと言うことで、当時、人気のない女の子キャラのロビンちゃんを外し、ロボコンを加えたと思われます。
 
 
●「ロボコンパックB 新入生」(シュリンクパック)
※画像はシュリンク開封済みです。
発売は1975年8月頃。
小箱が4つシュリンクされた物で、当時価格は300円。箱サイズは各13×10×2.5センチ。箱絵は上田信で品番は上商品と同じ「8751」。
当時の4点パックは店頭でシュリンクを外され、バラ(80円)で販売されることが多かったので、全ての箱にロボコンを入れたセットをつくったのだと思われます。
箱中には2体分のプラモデルとカラー紙の点数表が袋に入っています。箱裏は1期生パックと同様にカラー。
 
2期生4点パック2種の計8種類の箱側面に表記されている品番は全て「8751」となってます。品番が同じなのは、「ロボコンと新入生」で先に登録したものを2つの商品に分けたため。
 
 
●「パズルモ がんばれロボコン」。
発売は1975年11月頃。
品番は「8801」。当時価格は100円で箱サイズは各15×12×3センチ。
接着剤不要でパズルのように組み立てていくプラモデルシリーズ。
パズルモパックというタグ封袋入りの「ロボコン」「アカレンジャー」「グレンダイザー」「ライディーン」の4点セット(400円)を後に発売。箱4つを透明袋に詰めただけの物。
 
箱絵は「ロボコンと6人のなかま」のロボコン部分を再利用。
 
下箱裏に組立図が印刷されています。
この組立図部分の印刷色に「黒と紺」の違いが確認されています。バンダイガンダムシリーズの「1/144 シャーザク(初版・2枚組立図)」の組立書にも、「黒色」「紺色」の2色があり、初期ロットは「黒色」と言われているので、このパズルモロボコンも組立図の色で初期分が区別できるかもしれません。
 
 
●「ロボカー」
発売は1975年12月頃。
品番は「9730-300」。当時価格は300円で箱サイズは各16×24×3.8センチ。ゼンマイ走行。おまけにロボコンと仲間ロボット1体の計2体入っています。入っている仲間ロボットはランダムです。
組立図のようにハンドルで口の開閉が可能です。
 
 
最後に、バンダイのロボコンシリーズのフルセット写真です。
このほかに、シュリンクセットの中身のみを袋販売していた、駄菓子屋売りの台紙形態の商品が3種類確認されています。
 
 
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2017年4月30日日曜日

バンダイ「ロボコン」のプラモデル その2

~CLASSIC PLASTIC MODEL KITS~
(第104回)
 
今回はバンダイの低価格帯「ロボコン」プラモデルを紹介いたします。
 
●「ロボコンと6人のなかま」
ゼンマイロボコン発売後、続いて発売されたのが「ロボコンと6人のなかま」です。
マスコミシリーズNO.121。発売は1975年6月頃。
品番は「8748-300」。当時価格は300円で箱サイズは16×24×3.5センチ。箱絵は上田信。
当初のバンダイカタログ内予告では、「ロボコン一家」のタイトルで(予)400円でした。さらに、ロボコン一家のセットを低価格に2つに分けた「リトルロボコン一家」No.1、No.2を各200円で発売予定とありましたが、この「リトルロボコン一家」が4点パックの小箱シリーズに発展したと思われます。
 
箱中画像です。
 
下画像のように2体で1つのランナーになっています。
2体で1つのランナーということで、この2体は成形色が同じになります。
ロボコンの基本色「赤色」に合わせると、どうしてもロボトンやロボパーも赤色になってしまいます。逆にロボトンの基本色「黄色」に成形色を合わせると、黄色のロボコンになってしまいます。
ロボコンや他の仲間の色が青、赤、黄色になるのは、このためです。
 
この2体のランナーセットを、真ん中で切断し、小箱に詰めたものが、ロボコンパック(4点シュリンクパック)の小箱中身組み合わせになっています。
なので、1期生4点パックの箱中2キャラクターが、同じ成形色になっているのは、そのためです。
 
「ロボコンと6人のなかま」の箱や組立書に表記はありませんが、「ロボコンと6人のなかま」には、ランナー束が4束入っているということで、4束×2体で計8体のキャラクターが入っています。実は、ロボコンは2個入っているということになってます。
 
「ロボコンと6人のなかま」発売後、中身を小分けアイデアが出て、4点パック仕様にした。。。というよりも、当初から4点パック販売ありきでの「ロボコンと6人のなかま」という感じがします。
 
 
 
●「ロボコンパック」(シュリンクパック)。
※画像はシュリンク開封済みです。
発売は1975年6月頃。品番は「8749」。小箱が4つシュリンクされた物で、当時価格は300円。箱サイズは各13×10×2.5センチ。箱絵は上田信。
箱中には2体とカラー紙の点数表が袋に入っています。箱裏もカラーです。
 
側面に「2」と表示された個体も確認されています。
この「2」が何を意味しているのかは未解決です。ロボドロ以外ではロボトン箱にも確認されていますが、他セットは未確認てす。
 
1期生のロボコンパックでは、ランナーの性質上、紹介したように「黄色」「青色」などの「赤色」ロボコン以外が入ることがあります。やはり、子供目線では、赤色ロボコン以外は「偽物」扱いですよね。
 
バンダイも、赤色ロボコン以外はまずいんじゃないかと気が付いたらしく、ロボコンのみの金型を新設し、2期生パック以降のロボコンは全て赤色になったようです。
 
違いは簡単です。1期生のセットの物は全て図の矢印のようにランナーに折った跡が残っています。
2期生以降はロボコンのみの新規金型なので、折った跡がありません。
組立図からもわかるように、パーツ番号も変わっています。
このように、2期生以降の商品に入っているロボコンは全て「赤色」となります。
 
完成品での1期生か2期生以降かの見分け方は、ロボコン頭のランナー跡で区別がつきます。
青色、黄色などの赤色ロボコン以外は全て1期生の初期物です。
他はメタリックブルーがあるようです。
次回は2期生パックとそれ以外の低価格帯「ロボコン」プラモデルを紹介いたします。


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