2017年5月17日水曜日

バンダイ「ロボコン」のプラモデル その3

~CLASSIC PLASTIC MODEL KITS~
(第105回)
 
今回は前回に引き続き、低価格帯「ロボコン」プラモデルを紹介いたします。
1期生の4点パックは1種類のみの発売でしたが、2期生は2種類発売されています。
 
当初は「ロボコンと新入生」の商品名で、「ロボコンと6人のなかま」と同様の箱売りのような告知でした。
イラストを見る限りでは4点パックありきのように2体セットで描かれ紹介されてます。
 
この2体セットイラストが4点パック発売時の組み合わせになっているかというと、実は、そうはなっていません。
実際の組み合わせも確認しながら紹介していきます。
 
 
●「ロボコンパックC 新入生」(シュリンクパック)
※画像はシュリンク開封済みです。
発売は1975年8月頃。品番は「8751」。小箱が4つシュリンクされた物で、当時価格は300円。箱サイズは各13×10×2.5センチ。箱絵は上田信。
箱中には2体分のプラモデルとカラー紙の点数表が袋に入っています。箱裏は単色。
セットにロボコンがいないと売れないと言うことで、当時、人気のない女の子キャラのロビンちゃんを外し、ロボコンを加えたと思われます。
 
 
●「ロボコンパックB 新入生」(シュリンクパック)
※画像はシュリンク開封済みです。
発売は1975年8月頃。
小箱が4つシュリンクされた物で、当時価格は300円。箱サイズは各13×10×2.5センチ。箱絵は上田信で品番は上商品と同じ「8751」。
当時の4点パックは店頭でシュリンクを外され、バラ(80円)で販売されることが多かったので、全ての箱にロボコンを入れたセットをつくったのだと思われます。
箱中には2体分のプラモデルとカラー紙の点数表が袋に入っています。箱裏は1期生パックと同様にカラー。
 
2期生4点パック2種の計8種類の箱側面に表記されている品番は全て「8751」となってます。品番が同じなのは、「ロボコンと新入生」で先に登録したものを2つの商品に分けたため。
 
 
●「パズルモ がんばれロボコン」。
発売は1975年11月頃。
品番は「8801」。当時価格は100円で箱サイズは各15×12×3センチ。
接着剤不要でパズルのように組み立てていくプラモデルシリーズ。
パズルモパックというタグ封袋入りの「ロボコン」「アカレンジャー」「グレンダイザー」「ライディーン」の4点セット(400円)を後に発売。箱4つを透明袋に詰めただけの物。
 
箱絵は「ロボコンと6人のなかま」のロボコン部分を再利用。
 
下箱裏に組立図が印刷されています。
この組立図部分の印刷色に「黒と紺」の違いが確認されています。バンダイガンダムシリーズの「1/144 シャーザク(初版・2枚組立図)」の組立書にも、「黒色」「紺色」の2色があり、初期ロットは「黒色」と言われているので、このパズルモロボコンも組立図の色で初期分が区別できるかもしれません。
 
 
●「ロボカー」
発売は1975年12月頃。
品番は「9730-300」。当時価格は300円で箱サイズは各16×24×3.8センチ。ゼンマイ走行。おまけにロボコンと仲間ロボット1体の計2体入っています。入っている仲間ロボットはランダムです。
組立図のようにハンドルで口の開閉が可能です。
 
 
最後に、バンダイのロボコンシリーズのフルセット写真です。
このほかに、シュリンクセットの中身のみを袋販売していた、駄菓子屋売りの台紙形態の商品が3種類確認されています。
 
 
絶版プラモデルの探究は本当に面白いですね。
ぜひ、今回の逸品も、コレクションにお加えください。
 
 
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2017年4月30日日曜日

バンダイ「ロボコン」のプラモデル その2

~CLASSIC PLASTIC MODEL KITS~
(第104回)
 
今回はバンダイの低価格帯「ロボコン」プラモデルを紹介いたします。
 
●「ロボコンと6人のなかま」
ゼンマイロボコン発売後、続いて発売されたのが「ロボコンと6人のなかま」です。
マスコミシリーズNO.121。発売は1975年6月頃。
品番は「8748-300」。当時価格は300円で箱サイズは16×24×3.5センチ。箱絵は上田信。
当初のバンダイカタログ内予告では、「ロボコン一家」のタイトルで(予)400円でした。さらに、ロボコン一家のセットを低価格に2つに分けた「リトルロボコン一家」No.1、No.2を各200円で発売予定とありましたが、この「リトルロボコン一家」が4点パックの小箱シリーズに発展したと思われます。
 
箱中画像です。
 
下画像のように2体で1つのランナーになっています。
2体で1つのランナーということで、この2体は成形色が同じになります。
ロボコンの基本色「赤色」に合わせると、どうしてもロボトンやロボパーも赤色になってしまいます。逆にロボトンの基本色「黄色」に成形色を合わせると、黄色のロボコンになってしまいます。
ロボコンや他の仲間の色が青、赤、黄色になるのは、このためです。
 
この2体のランナーセットを、真ん中で切断し、小箱に詰めたものが、ロボコンパック(4点シュリンクパック)の小箱中身組み合わせになっています。
なので、1期生4点パックの箱中2キャラクターが、同じ成形色になっているのは、そのためです。
 
「ロボコンと6人のなかま」の箱や組立書に表記はありませんが、「ロボコンと6人のなかま」には、ランナー束が4束入っているということで、4束×2体で計8体のキャラクターが入っています。実は、ロボコンは2個入っているということになってます。
 
「ロボコンと6人のなかま」発売後、中身を小分けアイデアが出て、4点パック仕様にした。。。というよりも、当初から4点パック販売ありきでの「ロボコンと6人のなかま」という感じがします。
 
 
 
●「ロボコンパック」(シュリンクパック)。
※画像はシュリンク開封済みです。
発売は1975年6月頃。品番は「8749」。小箱が4つシュリンクされた物で、当時価格は300円。箱サイズは各13×10×2.5センチ。箱絵は上田信。
箱中には2体とカラー紙の点数表が袋に入っています。箱裏もカラーです。
 
側面に「2」と表示された個体も確認されています。
この「2」が何を意味しているのかは未解決です。ロボドロ以外ではロボトン箱にも確認されていますが、他セットは未確認てす。
 
1期生のロボコンパックでは、ランナーの性質上、紹介したように「黄色」「青色」などの「赤色」ロボコン以外が入ることがあります。やはり、子供目線では、赤色ロボコン以外は「偽物」扱いですよね。
 
バンダイも、赤色ロボコン以外はまずいんじゃないかと気が付いたらしく、ロボコンのみの金型を新設し、2期生パック以降のロボコンは全て赤色になったようです。
 
違いは簡単です。1期生のセットの物は全て図の矢印のようにランナーに折った跡が残っています。
2期生以降はロボコンのみの新規金型なので、折った跡がありません。
組立図からもわかるように、パーツ番号も変わっています。
このように、2期生以降の商品に入っているロボコンは全て「赤色」となります。
 
完成品での1期生か2期生以降かの見分け方は、ロボコン頭のランナー跡で区別がつきます。
青色、黄色などの赤色ロボコン以外は全て1期生の初期物です。
他はメタリックブルーがあるようです。
次回は2期生パックとそれ以外の低価格帯「ロボコン」プラモデルを紹介いたします。


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2017年4月17日月曜日

バンダイ「ロボコン」のプラモデル その1

~CLASSIC PLASTIC MODEL KITS~
(第103回)

今回はバンダイのロボコンシリーズです。
シリーズは数が多いので、今回は「その1」として、ゼンマイ歩行の3種を紹介いたします。

●「がんばれ ロボコン」
マスコミシリーズNO.110。発売は1975年6月頃。
品番は「8747-600」。当時価格は600円で箱サイズは27×19×4.5センチ。箱絵は上田信。
腕部分がスプリングになっているので、コミカルに腕を揺らしながらゼンマイ歩行します。
側面では、ゲッターロボやゼロテスターなどが紹介されていますが、ロボコンシリーズと捉えるのならば、同期発売は次の世代のゲッターGやライディーンと一緒と分類した方が正解となります。
ロボコンシリーズでは、このゼンマイロボコンのみ「目玉バンダイロゴ」になっています。
 
箱中です。帯は太めとなっています。
完成品です。大きさ比較で、右はポピーの超合金ロボコン。
アンテナまで入れて全高は約18センチです。
ハートマークが黒色なのは、組立書の指定色がピンク色ではなく黒色だったからです。
足裏にバンダイロゴの刻印があります。


●「ガンツ先生」
マスコミシリーズNO.133。発売は1975年7月頃。
品番は「8750-600」で、当時価格は600円。箱サイズは27×19×5センチ。箱絵は上田信。
お腹の点数を回転させながら、ゼンマイ歩行します。
デットストックの現存数で言うと、ロボコンよりは若干少ないかな?ぐらいの印象です。
箱側面に「ロボコンと6人のなかま」「ロボコンの新しいなかま」の紹介がありますが、セット売りは「6人のなかま」のみで「新しいなかま」のセット売りは発売されていません。2体入りの4点シュリンクパックのみとなっています。

箱中です。
完成品は約18センチ。下画像のように、ポピーの超合金シリーズと大きさが合います。
ゼンマイ歩行と連動する回転成績表の組立ては、子供には難しかったようで、ある時期から、下の別紙が追加されるようになりました。
組立書の最後に「ガンツ先生の質問」があるので、ここが切り取られている物がたまにあります。切り取った質問は、ガンツ先生の口に収納します。


●「メカニック ロボコン」
マスコミシリーズNO.140。発売時期は、50年史データベースでは1975年5月とありますが、当時の広告などから1975年8月頃と思われます。箱絵は小松崎茂。
品番は「8746-800」で、当時価格は800円。箱サイズは27×19×5センチ。
中身はゼンマイ歩行の「がんばれ ロボコン」とほぼ同じですが、本体パーツをクリヤーレッド成形色に変え、内部メカがプリントされたブリキパーツが追加されています。
また、新規に、燃料タンクパーツとゴムホース、目玉シールが追加されています。
箱側面です。ロボコンシリーズしか紹介されていません。
箱中です。クリヤーレッド本体の下に、内部ブリキパーツが見えます。
内部メカがプリントされたブリキはこんな感じです。
ノーマルロボコンとのエプロン内部メカの比較です。
内部メカ配置が違うのは、ノーマルロボコンはドラマ本編撮影用を参考にし、メカニックロボコンは内部メカ配置の違う撮影会用を参考にしたためで、超合金のロボコンもメカニックロボコンと同じく、撮影会用の内部メカ配置を参考にしたと言われています。

目玉シールと燃料タンクホースです。
シルバー色パーツだった部分は、銀メッキ処理されています。
 
次回はゼンマイ歩行以外の低価格ロボコンシリーズを紹介いたします。
 
 
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2017年3月31日金曜日

キングコングのプラモデル ~国内編~

~CLASSIC PLASTIC MODEL KITS~
(第102回)
 
今回は「キングコング 髑髏島の巨神」映画公開とのことで、キングコングの国内プラモデルを紹介いたします。
 
キングコングのプラモデルは、1967年に今井科学から3種類が発売されています。
プラモデル自体は当時放送されていたアニメ版のキングコングを元にしたものでしたが、
高荷義之氏による迫力のパッケージアートが凄すぎて、言葉を失います。
●キングコング3 SABURO
ジュニアシリーズNO.3。品番はKIT NO.482 当時300円。箱サイズは25.5×18.5×4.5センチ。
ゼンマイ4脚歩行。
●キングコング2 JIRO
ジュニアシリーズNO.4。品番はKIT NO.483 当時400円。箱サイズは29×20×5.7センチ。
両腕を振りながらのゼンマイ歩行。口から火を吐きます。
●キングコング1 ICHIRO
ジュニアシリーズNO.5。品番はKIT NO.484 当時700円。箱サイズは34×23.5×6センチ。
目を光らせ、両腕を振りながらのモーター歩行。両腕はスイッチの切り替えで左右の腕だけ上下振りが可能。歩行方法は、電池を足に収納してカギ爪歩行する鉄人28号型です。
 
3種共にボビー少年が付いていますが、全て同じものです。
発売時期は、50年史データベースによると、「サブローが1967年3月、ジローが4月、イチローが5月」とありますが、今井科学キャラクタープラモ大集(学研・伊藤秀明著)では「ジロー1967年4月、サブロー5月、イチロー6月」とあります。箱のゼンマイイラスト部分の配色の違いから、ジローが先発売で正解のような気がします。
 
●キングコング2 JIRO組済み
全高約16.5センチ。背中にゼンマイのON/OFFスイッチがあります。
 
●キングコング3 SABURO組済み
全長(頭からお尻まで)約12.5センチ。
 
今井科学のキングコングシリーズは、「キングコング3 SABURO」のみ、商品名を変えて市場に再登場しています。
 
●キングゴリラ
1971年7月発売。イマイロボットシリーズNO.1。品番はNO.B-100-350。当時350円。箱サイズは25.5×18.5×4.5センチ。SABUROと同じ内容でゼンマイ4脚歩行。成形色は腹や顔部分のランナー部分が赤茶色で、体や腕足はこげ茶色に変更。キングコングではなく、オリジナル商品としての出荷なのでボビー少年は当然無し。
このキングゴリラは、新生今井科学復活直後のラインナップの一つ。この時期の今井科学物は発売期間が短く、謎の逸品が多いことで有名です。
 
 
●ドンキーゴリラ
1985年3月発売。品番はB-1554-300。当時300円。箱サイズは19.5×12.5×4センチ。動力なしですが、両腕足が可動できるように金型修正されています。キングゴリラまであった耳などの細かいパーツは省略。

ゴリラっぽいプラモデルの紹介です。
ホンダのゴリラは、割と大きなゴリラのプラモデルが入っているますのでお勧めです。
 
1967年の「キングコングの逆襲」公開当時、マルサンから「ジャイアントゴリラ」という当時1000円の電動リモコン歩行の超巨大箱プラモデルも発売されています。発声ギミックも付いていました。当初はキングコングとしての発売予定だったようですが、版権が下りずに商品名が「ジャイアントゴリラ」になったと言われています。
 
 
絶版プラモデルの探究は本当に面白いですね。
ぜひ、今回の逸品も、コレクションにお加えください。
 
 
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現在、タイムボックスでは、「ホンダ ゴリラ」や「メカゴリラ」在庫中です!! 国内外のキャラクタープラモデル多数在庫しています。お気軽にお問い合わせください!

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KING KONG

 
 

2017年3月14日火曜日

有井の「ミステリーバンク」シリーズ

~CLASSIC PLASTIC MODEL KITS~
(第101回)
今回は有井(アリイ)のロングラン商品、「ミステリーバンク」を紹介いたします。
有井のミステリーバンクが市場に登場したのは1969年7月頃で、その後1990年代前半まで売られていた息の長いヒット商品でした。
 
 
●下画像がもっとも発売期間の長かったパッケージ(2版)です。
 1970年~1985年辺りに売られていたバージョンです。
箱サイズは約16×29×5.5センチ。
このパッケージが一番販売期間が長かったので、親しみある方も多いと思います。
発売期間が長いと言うこともあり、2度の値上げを経験し、下画像の矢印部分に値表記違いがあります。
画像は「KIT NO.500」表記ですが、他に「KIT NO.350」や「KIT NO.400」があります。それぞれ、500円、350円、400円を意味します。
★350円表記は1970年から1974年辺りの出荷物で、ST表記の有無しの2タイプが確認されています。
★400円表記は1974年から1981年辺りの出荷物。
★500円表記は1981年から1985年辺りの出荷物。
 
 
●下画像が1985年から出荷された3版です。
1992年頃まで出荷されていた模様です。当時価格は700円で箱サイズは約16×29×5.5センチ。
 
 
●下画像が、最近現物確認されたばかりの「初版」のミステリーバンクです。
1969年7月頃の発売。最近まで、謎とされていたものです。
当時価格は350円で箱サイズは16×28.5×5.5センチ。
 

パッケージに描かれているミステリーボックスに貼られているシールが、2版のみ別絵柄ですが、同封されているシールは初版から3版まで同じ絵柄の物となっています。
実は、ミステリーバンクは有井のオリジナル商品ではなく、サンキットというメーカーから金型移籍?によって引き継がれた商品でした。
 
●下画像が、サンキットから発売されていた最初の「ミステリーバンク」です。
発売は1967年頃で当時価格は350円。箱サイズは16×29×5.5センチ。有井の同シリーズ「ゴーストボックス」もサンキットが最初です。
 
 
●有井は1994年に新展開のシリーズ、「ゴースト・ミステリーシリーズ(ミステリアス・コイン・バンク・シリーズ)」の6種をリリースします。
箱サイズは16×28.5×7センチ。各1200円でギヤボックスは組立式となっています。
 
 
絶版プラモデルの探究は本当に面白いですね。
ぜひ、今回の逸品も、コレクションにお加えください。
 
 
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現在、タイムボックスでは、「ミステリーバンクシリーズ3版」や「ゴースト・ミステリーシリーズ(ミステリアス・コイン・バンク・シリーズ)」多数在庫中です!! 国内外のキャラクタープラモデル多数在庫しています。お気軽にお問い合わせください!

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