2017年1月15日日曜日

今井科学の「宇宙レシーバー」

~CLASSIC PLASTIC MODEL KITS~
(第97回)
 
今回は、今井科学の電子教材模型「宇宙レシーバー」を紹介いたします。
 
下画像は、1968年に販促用に配られた夏のキャンペーン・ガイドに掲載されたものです。
画像中央に「宇宙レシーバー」が見えます。
「宇宙レシーバー」は1967年11月にイマイのエレクトロシリーズとして発売され、パッケージを変えて海外にも販売されました。銃先のパラボラアンテナで小さな音を拾い、拡大された音がイヤホンから聞こえると言う玩具(教材)プラモデルです。
 
 
~国内版~
「宇宙レシーバー」
1967年11月発売。当時価格は1200円で箱サイズは25×41.5×5.5センチ。
イマイのエレクトロシリーズNo.15、品番は「Kit No.925」。9Vの006P電池使用。
本体はナットによるネジ留め。
接着剤は国内向けなので丸今井ロゴ版が入っています。
グリップの所に見えるのは、「SPACE RECEIVR」と書かれた本体に貼るシールです。
 
 
~海外版~
海外版には2種類あります。
「SPACE RECEIVR」
箱サイズは25×41.5×5.5センチで、品番は「Kit No.925」。9Vの006P電池使用。
海外版パッケージは、商品説明図が右から左に移動し、原画に描かれていた月やロケット部分が見えるようになっています。
海外版と国内版の最大の違いは、本体がネジ留めからゴムキャップ留めになっている所です。下図の矢印の箇所が、金型修正され、ゴムキャップ取り付け凸が追加されています。
接着剤は海外向けなので英字今井版が入っています。
グリップの所に見えるシールは、国内版と同じ物です。
 
国内版はほとんど見かけませんが、このイラスト海外版は国内でもたまに見かけます。
 
 
「FUN GUN」
箱サイズは25×41.5×5.5センチで、品番は「1-925 $7.95」。9Vの006P電池使用。
箱中は海外版「SPACE RECEIVR」と同じですが、商品名が変わったためか、グリップの所に入っていたシールは省略されています。
接着剤はイラスト版と同じ英字今井版が入っています。
組立書は表紙のみ「FUN GUN」にし、他ページは「SPACE RECEIVR」と同じです。
 
 
 
絶版プラモデルの探究は本当に面白いですね。
ぜひ、今回の逸品も、コレクションにお加えください。
 
 
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2016年12月31日土曜日

アンティークキット セレクション リスト紹介

~CLASSIC PLASTIC MODEL KITS~
(第96回)
 
今回は、先輩方の偉業、「アンティークキット セレクション」リストを紹介いたします。
「アンティークキット セレクション」とは、1983年から約2年間、ホビージャパン誌に連載されていた絶版プラモデル紹介記事のタイトルであり、その豊富な情報量は現在でも貴重な資料として参考にされています。
 
その貴重な過去記事をリスト化しましたので、収集ジャンルの資料としてご活用下さい。
現在、この年代のホビージャパンは300円前後の古本として手に入りますので、「アンティークキットセレクション」目当てでも十分に元はとれるはずです。
 
基本は「文章メインの白黒ページ」と「カラーページでの現物紹介」の2部構成でした。
 
 
~「アンティークキット セレクション」リスト~
●第1回「ミドリの時代」 (No.161:1983年1月号)
構成/小澤幸市・解説/小田雄弘  白黒4ページ、カラー2ページ
緑商会の「のらくろ」「キングロボ」「0戦太郎」を始め、「ガンマー3号」「SFオリジナル戦車シリーズ」「シービュー号&スティングレイ&メカニカルフィッシュ」「タイガーフィッシュ!」他を紹介。
 
●第2回「オーロラのモンスター」(No.162:1983年2月号) 
構成・解説/小澤幸市  白黒4ページ、カラー2ページ
オーロラの「ハリウッドモンスター」「ゴジラシリーズ」「宇宙家族ロビンソン」「チキチキバンバン」、オカモト「フランケン(初版)」なども紹介。カラーページには完成写真も豊富。
 
●第3回「amt スタートレックキット」(No.163:1983年3月号)
解説/小田雄弘・協力/小澤幸市  白黒4ページ、カラー2ページ
amt製品がメインだが、オーロラ版のスタートレックキットも触れている。
 
●第4回「007シリーズ」(No.164:1983年4月号) 
構成/小澤幸市・解説/小田雄弘  白黒3ページ、カラー1ページ
今井科学、永大グリップ、オーロラ、エアフォックスと、国内外の007プラモデルを紹介。
第19回にて、007は再度紹介されている。カラーページはそちらの方が充実している。
 
●第5回「オーロラのコミックヒーロー」(No.165:1983年5月号) 
解説/小澤幸市  白黒3ページ、カラー1ページ
タイトルの通り、アメコミヒーロを紹介。完成品紹介はスーパーマンとターザンのみ。
ディックトレーシー、ローンレンジャー、トント、キャプテンアクション、ドクタードリトル、マッドなども紹介されている。
 
●第6回「レベル キャラクターキット」(No.166:1983年6月号) 
解説/小澤幸市  白黒3ページ、カラー1ページ
幅広いレベルのキャラクタープラモデルの紹介。フラッシュゴードンシリーズ、ビートルズ、宇宙パイロット、キングコング、ボナンザ、フリッパー、1941、各動物シリーズ。タカラレベルのガガ、ギギ他。今井科学のモンキーズカーも紹介。
 
●第7回「懐かしの怪獣キット」(No.167:1983年7月号)
構成・解説/小田雄弘  白黒3ページ、カラー1ページ
日東科学のガメラシリーズがメイン。緑商会&今井科学のオリジナル怪獣シリーズ、マルイのメカボーグ怪獣&元の型のジラゴン、サンキットのジグラス、コグレのベンゲラ、緑商会のギララ&アストロボート、ゼンマイ(大)のガメラ、ギャオス、ガッパの3種が紹介されているのは必見!
 
●第8回「国産“海外SFキット”」(No.168:1983年8月号)
構成・解説/小澤幸市  白黒3ページ、カラー1ページ
今井科学&バンダイ&タミヤのジョー90シリーズ、謎の円盤UFOシリーズ、緑商会のチキチキバンバン、コグレのシービュー号、今井科学のキングコング&バットマンシリーズ、マルサンのトッポジージョ、プロティース号、ロビンソン一家、ターザン、2001年宇宙の旅、フジミのタイムトンネルなどなど。
 
●第9回「イマイのその1 マンガキャラクターたち 」(No.169:1983年9月号) 
構成・解説/小田雄弘、資料提供/中村啓一、ビリケン商会 白黒3ページ、カラー1ページ
マスコット、ジュニアシリーズを基本紹介。2回に分けての特集。ジュニアビックX、ビル付鉄人28号、エムエムマシン2種、オート流星号(穴あき箱)、レインボー戦隊ロビンなども。
 
●第10回「イマイのその2 マンガキャラクターたち」(No.170:1983年10月号)
構成・解説/小田雄弘、資料提供/中村啓一、ビリケン商会 白黒3ページ、カラー1ページ
マスコット、ジュニアシリーズを基本紹介。前回からの続き特集。サリーちゃん初版箱、ミスタージャイアンツ、流星仮面ライダー、潜水シリーズ、新生今井科学の怪物君一家などなど必見盛りだくさん。
 
●第11回「オーロラ/ヒロイックフィギュアーズ」(No.171:1983年11月号)
構成・解説/小澤幸市、協力/小田雄弘、完成品協力/フォルクスモデル  白黒3ページ、カラー1ページ
古代中世のオーロラキット紹介。ナイトシリーズ、ギロチン、グラディエーター、ゾロ、ヘラクレス&ライオン、三騎士などなど。
 
●第12回「素晴らしきモーターアクションロボット」(No.172:1983年12月号) 
構成・解説/小田雄弘、資料提供/ビリケン商会、中村啓一 白黒2ページ、カラー2ページ
モーターアクションとタイトルは付いているが、ぜんまい、ノン動力も紹介。童友社のロボット、新生今井の珍箱「V3」、クラウン「鉄人28号(ゼンマイ)」、今井科学キングコング次郎&三郎、オリジナルロボット。バンダイのアタックボーイ。今井科学のモーター初版V3号&鉄腕アトム&鉄人28号、コグレのサイボーグ。
カラー1ページは丸々完成品紹介。鉄人28号の初版箱(実写風イラスト)が紹介されたのは、これが初では?
 
●第13回「マルサン/マルザン電動大怪獣」(No.173:1984年1月号)
構成・解説/小田雄弘、資料提供/西村祐次 カラー7ページ
全国のコレクターがスーパーコレクター西村氏の名前を知った記念号。さらに伝説回。
正月号と大特集でオールカラー7ページ。マルサン電動怪獣の誌面初大特集。ブースカ、トッポジージョ、ミッキーマウスや今井科学のアロンも紹介。完成品紹介も豊富。
 
●第14回「宇宙家族ロビンソン&巨人の惑星」(No.174:1984年2月号)
構成・解説/小田雄弘、協力/西村祐次  白黒2ページ、カラー2ページ
マルサン、オーロラ、緑商会の「宇宙家族ロビンソン&巨人の惑星」シリーズの紹介。完成品も豊富。マルサンのフライデー、緑商会のスピンドリフト号(小)は必見。メカニカルフィッシュ完成品もあり。
 
●第15回「キャプテンウルトラ&ウルトラセブン」(No.175:1984年3月号) 
構成・解説/小田雄弘、協力/西村祐次  白黒2ページ、カラー2ページ
マルザン(マルサン)の「キャプテンウルトラ&ウルトラセブン」紹介。完成品も豊富。
キャプテンウルトラのTOY「マジックレーザーガン」も珍しい。
 
●第16回「サブマリン707 青の6号 他」(No.176:1984年4月号)
構成・解説/小田雄弘  白黒2ページ、カラー3ページ
水物プラモデル特集。海底軍艦、ノーチラス号(カワイ)、スキップレッド(オオタキ)、ニチモ、オオタキのSFオリジナル水物、今井科学「サブマリン707&青の6号」シリーズなどなど。箱中パーツも丁寧にカラーで紹介。
 
●第17回「スーパーカー~サンダーバード ゲーリー・アンダーソン特集」(No.177:1984年5月号)
構成・解説/小田雄弘  白黒2ページ、カラー3ページ
タミヤ、アオシマ、緑商会、今井科学、バンダイのゲーリー・アンダーソン作のプラモデル満載。
 
●第18回「限りなくSFに近い初期アメリカプラモデル」(No.178:1984年6月号) 
構成・解説/小田雄弘  白黒2ページ、カラー3ページ
オーロラ、リンドバーグ、ホーク、レベル、ストロンベッカー、モノグラムのプラモデル満載。SFに近いとあるが、ストロンベッカー、モノグラム、レベルなどは完全SFキット。
 
●第19回「その2 007シリーズ」(No.180:1984年8月号)
構成・解説/小田雄弘 資料協力/大田聡 オズ・ショップ 白黒2ページ、カラー3ページ
第4回の007シリーズの続報告。TOY紹介も力を入れていて、コーギーのミニカーやギルバードの人形なども紹介。プラモデル紹介は前回よりも大きくカラー紹介されている。
 
●第20回「オーロラ他のSF映画キット」(No.182:1984年10月号)
構成・解説/中 等 白黒2ページ、カラー3ページ
この回から、解説は中等氏になる。オーロラ、エアフォックス、マルサンの2001年宇宙の旅シリーズ、オーロラ、シービュー号、フライングサブ、スピンドリフト号、UFO(インベーダー)、インターセプターなどなど、当時のカタログなども少し紹介。
 
●第21回「ライトスタッフ」(No.183:1984年11月号)
構成・解説/中 等 白黒2ページ、カラー2ページ
オーロラ、レベル、ホーク、リンドバーグ、ストロンベッカー、などなどの試作機紹介。X-15、X-1B、X-2、X-3、X-13、ジェミニ、ダグラスD-558-2他。今井科学のジェミニセブンやオーロラのムーンバスも紹介されている。
 
●第 回「国内外 怪奇プラモデル特集」(No.185:1985年1月号)
構成・解説/中 等 白黒2ページ、カラー1ページ
この回から「第 回」という表記は無くなります。
国内外の怪奇プラモデル特集。オーロラ「バンパイア」「モンスターズ」「ゴジラシリーズ」、ファンディメーション「HAUNTED GLO-HEADSシリーズ」、オカモトの「フランケン(2種)」、マルイの「歩く生首」などなど。
 
●第 回「スポーツ特集」(No.186:1985年2月号)
構成・解説/中 等 白黒1ページ、カラー1ページ
スポーツプラモデル特集。オーロラのプラモデル特集がメインですがマルイの「巨人の星」シリーズも紹介。
 
●第 回「マルサン&レンウォール 動物&人体特集」(No.187:1985年3月号)
構成・解説/中 等 白黒1ページ、カラー1ページ
マルサン&レンウォールの動物&人体のプラモデル特集。馬、魚、鳩、乳牛、犬、昆虫、人体、頭部、女性などなど。
1985年4月号には、連載記事が無いので、この号にて終了と思われます。
 
「アンティークキット・セレクション」には、70年代のバンダイのキャラクター物は紹介されませんでした。1984年辺りでは、まだまだコレクターアイテムとしてはB級扱いにされていたためだと思われます。この連載終了あたりから、バンダイキャラクタープラモデルは脚光を浴び、2000年あたりに一端ピークを迎え、現在の評価へとつながります。
 
著者の皆さんのほとんどが現役のコレクターさんと聞いています。その膨大に脹れあがった質&量のコレクションをぜひ見てみたいものです。
2017年はパワーアップした「アンティークキット セレクション」の復活!!も期待したいところです。
 

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2016年12月16日金曜日

夜光パーツ使用の海外プラモデル

~CLASSIC PLASTIC MODEL KITS~
(第95回)

今回は、オーロラ以外のメーカーが発売した「グロー・イン・ザ・ダーク(夜光)」シリーズをいくつか紹介します。
 
 
●MPCのダーク・シャドウズシリーズ
1966年から1971年にアメリカで放送されていた、テレビドラマ・シリーズ「Dark Shadows(ダーク・シャドウズ)」から、MPCが夜光パーツと共に1969年にキット化。
写真の2種の他に、バーナバス乗用車もあります。品番はバーナバス・コリンズが550-150、狼男が552-150。箱サイズは2種共に31.7×15.4×5.8センチで貼り箱。
夜光パーツ部分は、ノーマル成形色版も入っているので、組みたてる時に、どちらにするか選択可。このキットの特徴は、腕の部分が硬柔軟なソフビ(ゴム?)製で、しかも針金を軸にする設計になっているので、完成後、ある程度のポーズ付けができる。
2011年に復刻されたが、初版は非常に貴重である。
 
 
●ファンディメーションmpc(fundimension)の「HAUNTED GLO-HEADS」シリーズ
初版は1975年に発売。78年のカタログには紹介されていないので、77年あたりまで売られていた模様。こちらもMPCロゴで2010年に復刻されている。
 
 
●amtのビッグフット
1978年発売で箱サイズは25.4×21.5×7.5センチ。
ビッグフットの目、歯、そして人骨と水たまり部分が夜光パーツ。2011年に復刻されている。
 
 
●mpcのダースベイダー。
1979年発売で箱サイズは35.5×20.5×8センチ。
ライトセイバー部分と、なぜかヘルメットの目部分が夜光パーツ。
 
 
最後に『Dark Shadows(ダーク・シャドウズ)』の初版と復刻版との違いを紹介しておきます。
箱正面は見た目変わり無いように見えますが、細かく言うと、復刻版にはMPCロゴに「®」の追加や、「POSES」が「POSES!」に。復刻版の箱裏は商品説明が追加。側面の品番表記も違います。
 

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2016年11月29日火曜日

バンダイ 「マジンガーZ」の組立書

~CLASSIC PLASTIC MODEL KITS~
(第94回)
 
今回はバンダイのマジンガーZ(電動)の「説明書」を紹介します。
永井豪氏の代表作、マジンガーZ。 マジンガーZのTOYと言えば、ジャンボマシンダーや超合金のイメージが強いのですが、当然、プラモデルも発売されています。
その発売時期は、ジャンボマシンダー(1973年4月下旬~5月上旬発売)や超合金(1974年2月発売)、よりも早い、1973年3月の発売でした。
当時の子供達はマジンガーZの感動を、最初に「プラモデル」で感じていたのです。
 
当時価格は600円。初期の成形色は紺色で、その後スカイブルー成形色に変更。
この初期成形色の紺色版は、現存数も少なく激レアです。
同年秋には100円増しの700円で「ジェットスクランダー付」も発売されました。
「ジェットスクランダー付」は後に900円に値上げされています。
 
 
バンダイのプラモデル「マジンガーZ」は、日本初のキャラクタープラモデル、今井科学の電動鉄人28号の流れを組み、足に単二電池を収納し、それを重りとして歩行します。
 
 
マジンガーZの代名詞、「ロケットパンチ」と「パイルダーオン」は当然のように再現され、ホバーパイルダーの合体によって、電動歩行のスイッチが入ると言うアニメと同じ仕掛けになっていました。
2図から登場する両足の爪を前後に出し入れすることにより、体を左右に振りながら、重量感たっぷりに前進歩行します。
 
開封済みで、ギヤーボックスを取り付ける1、2図まで作ってある個体を市場で数回見かけたことがあります。当時、完成させられずにそのまま保管されていたということなので、子供達にとって3図まで作り上げるのは困難だった模様です。
ロケットパンチとホバーパイルダーの仕組みがよくわかります。
組済みのマジンガーZが市場に出てくるときに、頭の冠部分の片方に穴が空いていて、「なぜ?」と思われる方が多いのですが、これは図のようにホバーパイルダーを無くさないために、糸で結びつけておくためのものです。
 
「電池を足に収納する」仕様は、少しづつ改善され、その後のバンダイのロボットプラモデルにも受け継がれます。
ゲッターロボ、グレートマジンガーでは、筒蓋方式の電池入れが、側面開閉式と改善され、ゲッターロボG、グレンダイザー、ライディーンでは、単三電池を使用することにより、足デカプロポーションの改善に成功しています。
 
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2016年11月14日月曜日

マルサンのウルトラマンA超獣基地シリーズ

~CLASSIC PLASTIC MODEL KITS~
(第93回)
 
今回は、マルサンから発売されたウルトラマンAの「超獣基地シリーズ」をご紹介します。
1972年の放送当時、ウルトラマンAのプラモデルはブルマァクや万創(バンソウ)からも発売されましたが、マルサンは低価格帯商品のみ発売していました。登場怪獣(超獣)のプラモデルはマルサンのみの発売で、ブルマァクや万創は主役のウルトラマンAを除くと、TACメカのみの発売となっています。
 
マルサンは1972年7月から品番NO.1のウルトラマンAとTACメカ5点の計6種を発売。9月にエースシリーズ品番NO.7から始まる「超獣基地」4種。その後にNO.11として「TACガン」を発売し、マルサンエースシリーズは全11種。
箱裏に描かれている基地合体完成図にはエースも参加していますが、エースの台座は平地にビルが建っているものなので、図のように合体はできませんでした。
 
 
マルサン製11種は全て各50円で、統一デザイン&サイズのキャラメル箱。
超獣基地の販売形態は、4種×6個で24個入りで1カートン出荷だったと記憶しています。
 
 
●「超獣基地NO.1 バキシム(品番 NO.7:50)」
箱サイズは16×10×3センチで、当時50円。
ウルトラ怪獣人気投票上位のバキシム。プラモデルでも抜群の人気度で、4超獣の中で一番の入手困難品。他種に比べ、現存数も極端に少ない。
成形色はオレンジ色。赤色もあるとの報告もある。TACアロー付。
 
 
●「超獣基地NO.2 ガマス(品番 NO.8:50)」
箱サイズは16×10×3センチで、当時50円。
成形色はグレー。TACスペース付。
 
 
●「超獣基地NO.3 ドラゴリー(品番 NO.9:50)」
箱サイズは16×10×3センチで、当時50円。
成形色は黒色、次いで水色が多いが、稀に黄色や赤色もある。
 
パッケージに貼られている証紙シールの色で、箱中の成形色がわかるとの報告もあるが、組み合わせの違う物も確認されているので、確率が高いぐらいの精度の模様。緑証紙が黒成形色で、赤証紙が水色成形色。TACファルコン付。
 
 
●「超獣基地NO.4 ガラン(品番 NO.10:50)」
箱サイズは16×10×3センチで、当時50円。
成形色は焦げ茶色。稀に赤茶(小豆色)もある。TACメカは付かず、ミサイル発射もない。超獣基地では一番地味な存在。
 
 
●「ウルトラマンA(品番 NO.001:50)」
箱サイズは10×16×3センチで、当時50円。
箱裏の組立図は単色とカラー版があり、デザインも若干違う。カラー版の方がレア。
成形色はグレーの「ラメ入り」と「ラメ無し」があり、カラー版が「ラメ無し」の模様。
 
 
 
マルサンのエースシリーズはその後、金型修正され、台紙貼りの袋入り商品として主に駄菓子屋流通で販売された。
画像は、その超獣基地シリーズ。成形色は複数あり、袋デザインは3種確認されている。
発売時期は、袋に®プラモデルではなく、®プラ模型とあるので、マルサンがプラモデル商標を売却した1974年以降と思われる。
袋裏の組立図。箱入りと比べると、金型修正個所がわかる。
これらの基地台座は、さらに若干手が入り、1975年発売の100円売りのテッカマンシリーズに再利用されている。
 
最後に、超獣基地シリーズによく同封されていた応募はがきを紹介。
当時、マルサンが展開していたオリジナル怪獣も紹介されている。
 
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2016年10月31日月曜日

オーロラのグロー(夜光)シリーズ

~CLASSIC PLASTIC MODEL KITS~
(第92回)
 
前回に引き続き、オーロラのモンスター特集です。
今回はグローインザダーク(夜光)シリーズの正方形箱を紹介します。
1969年、オーロラはパーツの一部をグロー(夜光パーツ)にした「グローインザダークシリーズ(以下・グローシリーズ)」を発売。ラインナップは「フランケンシュタイン」「狼男」「オペラ座の怪人」「ミイラ男」「ガイコツ」「ドラキュラ」の6種類。
初期6種はノーマル版と同じ縦長箱が採用されましたが、デザインも似ていたため、ノーマル版と間違えやすいということで、1969年中に「正方形箱」へと変更になりました。正方形箱はその後、6種が追加され、計12種類の発売となっています。
 
また、正方形箱には2種類が存在しています。「貼り箱」と「薄手箱」です。
「貼り箱」は、箱に(C)1969と表示されている1969年~1972年発売分で、厚手の箱に印刷された紙を貼ったタイプです。
「薄手箱」は、箱に(C)1972と表示されている1972年~1975年発売分で、薄手の箱に直接カラー印刷されたタイプです。
(C)表示以外にも、若干の文字表示違いなどあります。
 
 
以下、オーロラで発売された正方形箱のグローシリーズです。
 
●FRANKENSTEIN(フランケンシュタイン)
品番は、KIT NO.449
 
●WOLF MAN(オオカミ男)
品番は、KIT NO.450
 
●PHANTOM OF THE OPERA(オペラ座の怪人)
品番は、KIT NO.451
※画像はCLASSIC PLASTIC MODEL KITS(by Polizzi)より
 
●MUMMY(ミイラ男)
品番は、KIT NO.452

●FORGOTTEN PRISONER OF CASTEL-MARE(忘れさられた囚人)
品番は、KIT NO.453-

●DRACULA(ドラキュラ)
品番は、KIT NO.454


1970年、「キングコング」「ゴジラ」「魔女」「ノートルダムのせむし男」「Dr.ジキルとMr.ハイド」「半魚人」の6種もグローシリーズに加わりました。1970年発売ですが、「貼り箱」版には(C)1969年と表示されています。 この6種の発売でモンスターシリーズのグロー化は終了となり、唯一「フランケンシュタインの花嫁」は、グローシリーズに加わりませんでした。

●KING KONG(キングコング)
品番は、KIT NO.465
「薄手箱」ですが、下画像のように品番KIT NO.465の後にシールで修正されている箱も確認されています。「貼り箱」の品番がKIT NO.465-200なので、「薄手箱」もKIT NO.465-200と誤印刷され、修正された物と思われます。画像のように、その後の出荷箱では印刷修正されています。

●GODZILLA(ゴジラ)
品番は、KIT NO.466

●WITCH(魔女)
品番は、KIT NO.470

●HUNCHBACK OF NOTRE DAME(ノートルダムのせむし男)
品番は、KIT NO.481

●DR.JEKYLL AS MR.HYDE(Dr.ジキルとMr.ハイド)
品番は、KIT NO.482

●CREATHURE FROM THE BLACK LAGOON(半魚人)
品番は、KIT NO.483


最後に、「貼り箱」と「薄手箱」の簡単な見分け方を紹介しておきます。
目安の(C)1969と(C)1972表示は側面にあるため、正面画像ではわかりません。
下の画像をご覧ください。左が「貼り箱」、右が「薄手箱」です。
箱表面の左下に2行の文字が見えると思います。その2行の文字がある方が「薄手箱」です。下画像は、箱表面左下部分を拡大した物です。
お分かりの通り、今回紹介したグローシリーズの画像は全て「薄手箱」版です。
なかなか「貼り箱」版には巡り合えませんが、ぜひ、コレクションの参考にしてください。


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