2016年11月29日火曜日

バンダイ 「マジンガーZ」の組立書

~CLASSIC PLASTIC MODEL KITS~
(第94回)
 
今回はバンダイのマジンガーZ(電動)の「説明書」を紹介します。
永井豪氏の代表作、マジンガーZ。 マジンガーZのTOYと言えば、ジャンボマシンダーや超合金のイメージが強いのですが、当然、プラモデルも発売されています。
その発売時期は、ジャンボマシンダー(1973年4月下旬~5月上旬発売)や超合金(1974年2月発売)、よりも早い、1973年3月の発売でした。
当時の子供達はマジンガーZの感動を、最初に「プラモデル」で感じていたのです。
 
当時価格は600円。初期の成形色は紺色で、その後スカイブルー成形色に変更。
この初期成形色の紺色版は、現存数も少なく激レアです。
同年秋には100円増しの700円で「ジェットスクランダー付」も発売されました。
「ジェットスクランダー付」は後に900円に値上げされています。
 
 
バンダイのプラモデル「マジンガーZ」は、日本初のキャラクタープラモデル、今井科学の電動鉄人28号の流れを組み、足に単二電池を収納し、それを重りとして歩行します。
 
 
マジンガーZの代名詞、「ロケットパンチ」と「パイルダーオン」は当然のように再現され、ホバーパイルダーの合体によって、電動歩行のスイッチが入ると言うアニメと同じ仕掛けになっていました。
2図から登場する両足の爪を前後に出し入れすることにより、体を左右に振りながら、重量感たっぷりに前進歩行します。
 
開封済みで、ギヤーボックスを取り付ける1、2図まで作ってある個体を市場で数回見かけたことがあります。当時、完成させられずにそのまま保管されていたということなので、子供達にとって3図まで作り上げるのは困難だった模様です。
ロケットパンチとホバーパイルダーの仕組みがよくわかります。
組済みのマジンガーZが市場に出てくるときに、頭の冠部分の片方に穴が空いていて、「なぜ?」と思われる方が多いのですが、これは図のようにホバーパイルダーを無くさないために、糸で結びつけておくためのものです。
 
「電池を足に収納する」仕様は、少しづつ改善され、その後のバンダイのロボットプラモデルにも受け継がれます。
ゲッターロボ、グレートマジンガーでは、筒蓋方式の電池入れが、側面開閉式と改善され、ゲッターロボG、グレンダイザー、ライディーンでは、単三電池を使用することにより、足デカプロポーションの改善に成功しています。
 
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ぜひ、今回の逸品も、コレクションにお加えください。
 
 
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2016年11月14日月曜日

マルサンのウルトラマンA超獣基地シリーズ

~CLASSIC PLASTIC MODEL KITS~
(第93回)
 
今回は、マルサンから発売されたウルトラマンAの「超獣基地シリーズ」をご紹介します。
1972年の放送当時、ウルトラマンAのプラモデルはブルマァクや万創(バンソウ)からも発売されましたが、マルサンは低価格帯商品のみ発売していました。登場怪獣(超獣)のプラモデルはマルサンのみの発売で、ブルマァクや万創は主役のウルトラマンAを除くと、TACメカのみの発売となっています。
 
マルサンは1972年7月から品番NO.1のウルトラマンAとTACメカ5点の計6種を発売。9月にエースシリーズ品番NO.7から始まる「超獣基地」4種。その後にNO.11として「TACガン」を発売し、マルサンエースシリーズは全11種。
箱裏に描かれている基地合体完成図にはエースも参加していますが、エースの台座は平地にビルが建っているものなので、図のように合体はできませんでした。
 
 
マルサン製11種は全て各50円で、統一デザイン&サイズのキャラメル箱。
超獣基地の販売形態は、4種×6個で24個入りで1カートン出荷だったと記憶しています。
 
 
●「超獣基地NO.1 バキシム(品番 NO.7:50)」
箱サイズは16×10×3センチで、当時50円。
ウルトラ怪獣人気投票上位のバキシム。プラモデルでも抜群の人気度で、4超獣の中で一番の入手困難品。他種に比べ、現存数も極端に少ない。
成形色はオレンジ色。赤色もあるとの報告もある。TACアロー付。
 
 
●「超獣基地NO.2 ガマス(品番 NO.8:50)」
箱サイズは16×10×3センチで、当時50円。
成形色はグレー。TACスペース付。
 
 
●「超獣基地NO.3 ドラゴリー(品番 NO.9:50)」
箱サイズは16×10×3センチで、当時50円。
成形色は黒色、次いで水色が多いが、稀に黄色や赤色もある。
 
パッケージに貼られている証紙シールの色で、箱中の成形色がわかるとの報告もあるが、組み合わせの違う物も確認されているので、確率が高いぐらいの精度の模様。緑証紙が黒成形色で、赤証紙が水色成形色。TACファルコン付。
 
 
●「超獣基地NO.4 ガラン(品番 NO.10:50)」
箱サイズは16×10×3センチで、当時50円。
成形色は焦げ茶色。稀に赤茶(小豆色)もある。TACメカは付かず、ミサイル発射もない。超獣基地では一番地味な存在。
 
 
●「ウルトラマンA(品番 NO.001:50)」
箱サイズは10×16×3センチで、当時50円。
箱裏の組立図は単色とカラー版があり、デザインも若干違う。カラー版の方がレア。
成形色はグレーの「ラメ入り」と「ラメ無し」があり、カラー版が「ラメ無し」の模様。
 
 
 
マルサンのエースシリーズはその後、金型修正され、台紙貼りの袋入り商品として主に駄菓子屋流通で販売された。
画像は、その超獣基地シリーズ。成形色は複数あり、袋デザインは3種確認されている。
発売時期は、袋に®プラモデルではなく、®プラ模型とあるので、マルサンがプラモデル商標を売却した1974年以降と思われる。
袋裏の組立図。箱入りと比べると、金型修正個所がわかる。
これらの基地台座は、さらに若干手が入り、1975年発売の100円売りのテッカマンシリーズに再利用されている。
 
最後に、超獣基地シリーズによく同封されていた応募はがきを紹介。
当時、マルサンが展開していたオリジナル怪獣も紹介されている。
 
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2016年10月31日月曜日

オーロラのグロー(夜光)シリーズ

~CLASSIC PLASTIC MODEL KITS~
(第92回)
 
前回に引き続き、オーロラのモンスター特集です。
今回はグローインザダーク(夜光)シリーズの正方形箱を紹介します。
1969年、オーロラはパーツの一部をグロー(夜光パーツ)にした「グローインザダークシリーズ(以下・グローシリーズ)」を発売。ラインナップは「フランケンシュタイン」「狼男」「オペラ座の怪人」「ミイラ男」「ガイコツ」「ドラキュラ」の6種類。
初期6種はノーマル版と同じ縦長箱が採用されましたが、デザインも似ていたため、ノーマル版と間違えやすいということで、1969年中に「正方形箱」へと変更になりました。
 
また、正方形箱には2種類が存在しています。「貼り箱」と「薄手箱」です。
「貼り箱」は、箱に(C)1969と表示されている1969年~1972年発売分で、厚手の箱に印刷された紙を貼ったタイプです。
「薄手箱」は、箱に(C)1972と表示されている1972年~1975年発売分で、薄手の箱に直接カラー印刷されたタイプです。
(C)表示以外にも、若干の文字表示違いなどあります。
 
 
以下、オーロラで発売された正方形箱のグローシリーズです。
 
●FRANKENSTEIN(フランケンシュタイン)
品番は、KIT NO.449
 
●WOLF MAN(オオカミ男)
品番は、KIT NO.450
 
●PHANTOM OF THE OPERA(オペラ座の怪人)
品番は、KIT NO.451
※画像はCLASSIC PLASTIC MODEL KITS(by Polizzi)より
 
●MUMMY(ミイラ男)
品番は、KIT NO.452

●FORGOTTEN PRISONER OF CASTEL-MARE(忘れさられた囚人)
品番は、KIT NO.453-

●DRACULA(ドラキュラ)
品番は、KIT NO.454


1970年、「キングコング」「ゴジラ」「魔女」「ノートルダムのせむし男」「Dr.ジキルとMr.ハイド」「半魚人」の6種もグローシリーズに加わりました。1970年発売ですが、「貼り箱」版には(C)1969年と表示されています。 この6種の発売でモンスターシリーズのグロー化は終了となり、唯一「フランケンシュタインの花嫁」は、グローシリーズに加わりませんでした。

●KING KONG(キングコング)
品番は、KIT NO.465
「薄手箱」ですが、下画像のように品番KIT NO.465の後にシールで修正されている箱も確認されています。「貼り箱」の品番がKIT NO.465-200なので、「薄手箱」もKIT NO.465-200と誤印刷され、修正された物と思われます。画像のように、その後の出荷箱では印刷修正されています。

●GODZILLA(ゴジラ)
品番は、KIT NO.466

●WITCH(魔女)
品番は、KIT NO.470

●HUNCHBACK OF NOTRE DAME(ノートルダムのせむし男)
品番は、KIT NO.481

●DR.JEKYLL AS MR.HYDE(Dr.ジキルとMr.ハイド)
品番は、KIT NO.482

●CREATHURE FROM THE BLACK LAGOON(半魚人)
品番は、KIT NO.483


最後に、「貼り箱」と「薄手箱」の簡単な見分け方を紹介しておきます。
目安の(C)1969と(C)1972表示は側面にあるため、正面画像ではわかりません。
下の画像をご覧ください。左が「貼り箱」、右が「薄手箱」です。
箱表面の左下に2行の文字が見えると思います。その2行の文字がある方が「薄手箱」です。下画像は、箱表面左下部分を拡大した物です。
お分かりの通り、今回紹介したグローシリーズの画像は全て「薄手箱」版です。
なかなか「貼り箱」版には巡り合えませんが、ぜひ、コレクションの参考にしてください。


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2016年10月16日日曜日

オーロラのフランケンシュタイン

~CLASSIC PLASTIC MODEL KITS~
(第91回)
 
今回はオーロラのモンスターシリーズ「フランケンシュタイン」のプラモデルを紹介します。

●この「フランケンシュタイン」がオーロラのモンスターシリーズ第1号。
1961年発売で当時価格は98セント。1/8サイズでした。
特徴といえば、この当時はダンボール紙に直接カラー印刷ができなかったようで、カラー印刷された紙を厚箱に貼り付ける、いわゆる「貼り箱」となっています。
この「貼り箱」は、夜光パーツ入りのグローシリーズ正方形箱初期タイプまで続きます。

箱中画像です。成形色はグレー色。

品番はKIT NO.423-98。「98」というのが価格98セントの意味。
シールで「100」にした修正タイプもあります。1ドルに値上げという意味の模様です。
98セントという感覚は、当時DCアメコミが12セントの時代ですので、アメコミ8冊分から想像できると思います。


●1969年、一部のパーツをグロー(夜光パーツ)にした「グローシリーズ」を発売。
CLASSIC PLASTIC MODEL KITS(by Polizzi)によると、オーロラには、以前から夜光パーツを使用したいという計画があったようですが、高額なため導入できず、その後、首、手、足などの一部分で使用できるまで価格も下がり採用されたようです。
 
初期は「フランケンシュタイン」「狼男」「オペラ座の怪人」「ミイラ男」「ガイコツ」「ドラキュラ」の6種がグロー版として発売。この初期6種のみ、縦長箱デザインとなっています。その後パッケージは正方形箱に変更となります。
 
正方形箱への変更は、グロー版初期箱(縦長)の形状&デザインが既に発売していたノーマル版箱と似ていたため、店頭から「グロー版」が分かり難いとの話もあり、素早く対応。その結果、発売年の1969年中に「正方形箱」へ変更になったそうです。

下画像は「オペラ座の怪人」の初版とグロー版初期箱です。 
たしかに、店頭で積まれているとわかりずらそうです。
グロー版にはKIT NO.451-150とありますので、当時価格1ドル50セントとわかります。

追加されたグローパーツの金型は新型。その際に「フランケンシュタイン」では「腰ひもの結び目パーツ」が追加されました。


●グロー版の正方形箱。
※画像は「(C)1972」表記の「貼り箱」ではない印刷タイプの物。
1969年に正方形箱へ変更になった「グロー版」は、箱が2種類存在します。
厚紙「貼り箱」タイプで、「(C)1969」と表示されている1969年~1972年発売分。
薄紙で箱に直接カラー印刷され、「(C)1972」と表示されている1972年~1975年発売分。
当然、(C)1969の「貼り箱」タイプの方が評価額は上となっています。
成形色は基本黒色で、追加されたグローパーツの顔、手足などがいわゆる夜光の白色。
 
 
●オーロラ倒産後、1983年にモノグラムから再発売されました。
当時、国内でも大量に流通したので、なじみのあるパッケージだと思います。
国内流通時の価格は2000円ほど。
再販されたのは「フランケンシュタイン」「ドラキュラ」「狼男」「ミイラ男」の4種類。全てグローパーツ入りです。1983年というと、ちょうど国内でガレージキットが花咲いた年で、衝撃の名作、ビリケン商会のメタルナミュータントもこの年でした。


●1992年7月、ハセガワ(長谷川製作所)から出た「フランケンシュタイン」。
当時価格は2600円
モノグラム再販4種に加え、「オペラ座の怪人」もシリーズに入り、計5種のシリーズとなっています。シリーズ全て、なぜかスケールは1/9表記に。中身はオーロラと同じものですが、スケール物のハセガワとしては正確を期したのかもしれません。
グローパーツは無く、成形色はグレー色。腰ひもパーツは無し。


 
今回紹介した以外でも、オーロラのハリウッドモンスターシリーズは、海外メーカーによって、数年毎に再発売されています。近年の再販物はロゴを「AURORA」のままで再現しているパッケージもあるので、当時物を探しているコレクターには注意が必要です。
今回は「「フランケンシュタイン」をメインに紹介しますが、他モンスターのグロー版や再販も同じ流れを持っていますので、ぜひ、コレクションの参考にしてください。
 
フランケンシュタインでいえば、初期グロー版縦長箱が発売期間も短く現存数も少ないので、激レアとして、ノーマル初期箱よりも人気が高いようです。
 
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また、今回紹介したオーロラモンスターシリーズを始め、60年代、70年、80年代のキャラクタープラモデルやロボットプラモデル、SFオリジナルプラモデル高額買取中です!! 箱だけや組済、その他、何でもバンバン買取中です。
 
 
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